中国・曲阜師範大学

「日本での一年間の留学体験」

中国 曲阜師範大学 トウ・シンジョ

1. はじめに

この文では、日本での一年間の留学体験についてまとめる。留学中に経験した授業、キャンパスライフ、ホームステイ、学生チューターとの交流、旅行、食文化について振り返りながら、学んだことやいろいろなことを思い出す。

2. 授業とキャンパスライフ

この一年間、単位取得のために多くの授業を履修し、非常に忙しい日々を過ごした。特に古典文学の授業は難しく、登場人物の関係や名前の読み方を覚えること、日本の伝統文化の背景を理解することに苦労した。先生たちの授業は、とても面白かったと思って、貴重な学びの機会であった。

また、日本の大学ではウェブサイトを利用して授業資料の配布や課題提出、時間割の確認などを行う点が、中国の大学と異なっていた。学生食堂では和食や海外風味の料理が提供され、毎日の食事を楽しみにしていた。

授業とキャンパスライフ1
授業とキャンパスライフ2

3. ホームステイと学生チューター

4月には山口県美祢市の谷岡さんの家をお邪魔しました。初めてのホームステイなので、日本語でのコミュニケーションに不安を感じていたが、ホストファミリーの温かい対応のおかげで安心して過ごすことができた。たこ焼き作りを体験し、日本の家庭の雰囲気を味わうことができた。

また、この一年間、学生チューターには大変お世話になった。彼女たちは生活面や学習面で様々なサポートをしてくれた。例えば、買い物に付き添ってくれたり、一緒に料理をしたり、様々なレストランを体験した。

クリスマスの時期には、彼女たち所属する吹奏楽団の演奏を聴きに行き、素晴らしい時間を過ごした。

ホームステイと学生チューター1
ホームステイと学生チューター2

4. 旅行と食文化

日本国内では小倉、福岡、東京、大阪、広島などを訪れた。しかし、これだけでは日本を完全に理解したとは言えず、まだまだ多くのことを学ぶ必要があると感じた。

日本の食文化についても多くの発見があった。特にデザートは非常に美味しく、日本のスイーツの繊細な味わいに感動した。

旅行と食文化1
旅行と食文化2

5. まとめ

この一年間の交換留学を通して、多くのことを学び、貴重な経験を得た。授業では日本の文化や言語を深く学び、ホームステイや学生チューターとの交流を通して日本人の温かさを実感した。また、旅行を通じて日本各地の魅力に触れ、日本文化への理解を深めることができた。この留学経験は今後の人生において大きな宝物となるだろう。この一年間、本当にありがとうございました!

「文化を越えた成長の旅」

中国 曲阜師範大学 リュウ・チョウキン

日本での留学生活は、私にとって忘れがたい経験となりました。異国の地に足を踏み入れたばかりの不安から、次第に現地の生活に馴染んでいく過程は、私の知識を豊かにするだけでなく、世界観や価値観をも大きく形成しました。

留学の第一歩である学校や専攻の選択は非常に重要です。自分の興味や将来のキャリア目標を明確にし、それに合った学校の教育環境や就職状況を考慮して選ぶことがどれほど大切かを実感しました。日本の厳格な学問体系と充実した教育資源のおかげで、私は専門分野においてしっかりとした訓練を受けることができ、真理を追求する姿勢も身につけました。

文化を越えた成長の旅1

言語はコミュニケーションの架け橋です。留学前に日本語を学び、留学中も継続して言語能力を向上させることは、学習や生活の大きな助けとなりました。

日本語に初めて触れた頃の戸惑いから、流暢に会話できるようになるまでの過程は、私に大きな自信を与えました。それにより、授業での理解が深まり、現地の人々との交流もスムーズになり、世界各国からの友人を作ることができ、視野を広げることができました。

文化を越えた成長の旅2

文化の違いは、留学生活において避けられない課題の一つです。

日本独特の文化や礼儀作法は新鮮で興味深いものである一方で、時には誤解を生むこともありました。例えば、日本人が細部にまで気を配り、礼儀正しさを大切にすることは、日常のあらゆる場面に表れています。

お辞儀の仕方からゴミの分別まで、その丁寧な姿勢に驚かされることもありました。こうした文化の違いを尊重し、理解することで、私はよりスムーズに現地社会に溶け込むことができ、異文化をより寛容な心で受け入れる力を養うことができました。

留学は、自立を意味します。日本での生活を通じて、私は住居探しや買い物、銀行手続きなど、日常のさまざまなことを自分でこなす力を身につけました。この経験は、私の生活能力を高めるだけでなく、責任感や問題解決能力を養う貴重な機会となりました。

忙しい学業の合間に、私は積極的にさまざまな交流活動や文化体験にも参加しました。大学のクラブ活動に参加したり、日本の名所を巡ったりすることで、日本社会や文化への理解を深めることができ、留学生活の中で数え切れないほどの思い出を作ることができました。

文化を越えた成長の旅3
文化を越えた成長の旅4

留学生活は短く、そして貴重なものです。時間を上手に管理し、学業と生活のバランスをとることで、充実感を得ることができました。この経験を通じて、私は専門知識を得るだけでなく、個人としても大きく成長することができました。

日本での留学生活を振り返ると、それは私にとってかけがえのない機会であり、学問、言語、文化、そして自立した生活能力のすべてにおいて、大きな成長を遂げることができたと感じます。この経験は、私の人生において貴重な財産となり、これからの道を歩む上で大きな励みとなることでしょう。

文化を越えた成長の旅5

「留学生活を振り返って ~私が学んだこと、感じたこと~」

中国 曲阜師範大学 チョウ・セイ

みなさん、こんにちは。張静(チョウセイ)と申します。私は中国江西省で生まれ、現在は山東省の曲阜師範大学で日本語言語文学を学んでいます。研究対象は日本近代文学ですが、この広大で内容豊富な文学の世界の中で、私がしていることは研究と呼べるほど大したものではなく、ただ偉大な作品や思想の一端に触れ、理解しようと努力しているに過ぎません。

正直なところ、山口県立大学に留学することになるとは思ってもみませんでした。これは急な決断でした。中国のネット規制や日本の書籍や資料がまだ完全には電子化されていないこともあり、卒業論文の資料をもっと集めたい、ついでに日本文化を体験し、会話力を鍛えたいという思うから山口県立大学に来ることを決めました。来る前、先生や同級生から「山口は小さい街だよ」と聞いていたので、特に高い期待を抱いていたわけではありません。でも、このように期待度が低かったからこそ、新しいことに出会うたびに驚きや感動を覚えることができました。この留学経験は、もうすぐ卒業を迎える私にとって、とても忘れがたく貴重な、一生の思い出として心に刻まれるものとなりました。

ホームステイ、田植えと稲刈りをしたり、地元の方々と一緒にリンゴを摘んだり、小中学校で生徒たちと交流したりと、学校が企画した活動にはほとんど参加しました。夏休みには、一人で下関まで出かけ、関門海峡花火大会を見に行きました。これが私にとって初めての一人旅で、そのとき見た花火は今でも心の中で鮮やかに輝いています。傘を差しながら桜が舞い散る道をゆっくり歩いたり、山口の雪と日差しを静かに感じたりすること、山口での生活は、単なる旅行では味わえない体験でした。

留学の期間で最も困ったことといえば、氾濫とも言えるカタカナでした。特にメニューに出てくるカタカナには時々戸惑うことがありましたが、サービスを提供してくださる方々がとても丁寧に説明してくれたので、それも問題にはなりませんでした。

それ以外にも、曲阜師範大学が主催する日本の大学との交流活動に参加し、九州産業大学や熊本大学で研究発表会に出席しました。また、吹屋先生の励ましを受けて、学生チューターの海老原さんに原稿を修正してもらって、山口県の外国人スピーチコンテストに出場し、国際ソロプチミスト山口賞をいただくことができました。その後、中国に戻って全国規模で行われた日本語能力大会にも参加し、全国大会で二等賞を受賞しました。

ここでは新しい友達もできました。新しい友達と話す中で文化の違いを感じることができただけでなく、私の日本語会話能力も向上しました。特に敬語と普通語の使い分けについては大きな進歩がありました。最初に日本語を学び始めたとき、常体から勉強を始めたため、私にとって、あるいは中国の学校で日本語を学んでいる多くの人にとって、普通語を使うことは敬語を使うこと以上に難しいと感じていました。しかし、敬語を使わないように努力する中で、言葉のニュアンスを感じ取る力が身につきました。敬語と普通語の違いは単なる語彙の違いではなく、より生活に根差した実際的な経験として実感できるようになりました。また、ここではよく自炊しているから、美味しい料理をたくさん作れるようになったことも、とても満足しています。

留学中、私が得た最も重要な経験は、人の前で話す能力と、新しい物事を受け入れる能力でした。私は、すべてを受け入れることにしました。それが挑戦であれ、自分の快適な範囲であれ、成功と失敗の確率は常に五分五分です。だからこそ、私は常に挑戦します。昨年12月に中国で行われた日本語能力大会では、筆訳、聴訳、視訳、作文、定められたテーマでのスピーチ、即席演説、質問応答など、さまざまなセクションがありました。この大会は何度も選考を経て行われ、約3か月にも及ぶ長い戦いでした。もしここでの経験がなければ、自分を乗り越えて勝利を手にすることはできなかったと思います。ここで経験したすべてが、今の私を形作っています。

私が留学するべきか迷っていたとき、指導教員の先生がこうおっしゃいました。「もちろん、将来仕事を始めてから留学することもできるけれど、学生のうちに留学すれば、まったく違った景色が見られるよ。」

今振り返ると、確かに私はとても特別な景色を見ることができました。この景色は、都市の規模とは無関係で、ここで出会ったすべての優しく温かい人々によって形作られたものです。国際交流センターの先生方、私の学生チューター、そして私が知り合ったその他の日本の方々----彼らが私に新しい日本の印象を与えてくれました。そこから、普通の日本人の生活を垣間見ることができ、その真心や繊細さが人をどれほど感動させるものかを実感しました。

最後に、皆さんもぜひ一度中国に足を運んでみてください。中国の風土を体験していただければ嬉しいです。そして、またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

留学生活を振り返って