釜山大学校 国際文化学科3年 福田芽久 <4号 2025年9~10月>

はじめに

夏休みが終わり、9月から新学期が始まりました。10月には中間試験が実施されました。今回は今学期に履修している授業内容や休日の過ごし方、そして今月数回通院した際の経験について報告いたします。

後期の履修授業

① 노래로배우는한국어-歌で学ぶ韓国語

この授業は留学生を対象とした授業で韓国の歌を元に単語や文法、文化まで幅広く学ぶことができます。これまでの授業では童謡や有名なKPOP、留学生は知らないような昔の歌など様々なジャンルの歌を扱います。ひとつの歌から学ぶことが非常に多く、毎回の授業でたくさんの知識を得ることできます。

② 한국문화의이해-韓国文化の理解

この授業も留学生を対象として行われている授業です。韓国の歴史や文化、伝統、社会など幅広い分野を横断的に学ぶ授業で、歴史的人物や民主化運動、宗教、食文化など、多様なテーマについて知ることができます。この授業を通して韓国という国の全体像をつかむことができるような授業内容です。

③ 글로벌중국어-グローバル中国語

個人的な目標として韓国語を使って別の言語を学んでみたいという思いがあったため、今回は中国語の授業に挑戦してみました。レベル設定としては、中国語を初めて学ぶ初級クラスですが、周りの学生はとても上手で、授業の進むスピードも早いため、ついていくのに必死です。授業では教授に順番に当てられて単語を発音したり、文章を作ったりします。完全にゼロからのスタートで苦労もありますが、韓国語・日本語・中国語の似ている点や異なる点を感じながら、興味深く学んでいます。

④ 영어표현연습-英語表現練習

県立大学では英語に触れる機会が多くありましたが、留学して韓国語の学習に集中するうちに、英語に触れる機会が大幅に減ってしまいました。このままではいけないと感じ、英語の授業を履修することにしました。この授業は基本的に韓国語で進められ、主に英語の文法や慣用句について学んでいます。教授は毎回わかりやすく説明してくださり、授業の最後には自分で例文を作成する時間も設けられているため、復習にもなり定着につながっています。

中間テスト

中間テストは10月20日から24日にかけて実施されました。私が履修している授業では、すべて筆記試験が行われました。「歌で学ぶ韓国語」の授業では、筆記試験に加えて歌のテストもありましたが、教授と1対1での形式だったため、過度に緊張することなく受けることができました。その他の科目は一般的な短答式の試験でした。中国語や英語など複数の言語科目を同時に学んでいるため、頭の整理が大変でしたが、この経験を生かして、期末試験ではより計画的に準備を進めていきたいと思います。

休日の過ごし方

留学当初から助けてくれたり、よく一緒に過ごしていた友人が日本へ留学することになったため、お別れ会を開きました。みんなで思い出の焼肉を食べに行き、その後はカフェでおしゃべりをしながら、お互い違う国で頑張ろうねと励まし合いました。留学を応援する気持ちと、もう1人の友人の誕生日を祝うために、私から2人にケーキをプレゼントしたところ、とても喜んでもらえてうれしかったです。留学生活の中で、日々のささいなことを共有し合い、支え合える友人に出会えたことを本当に幸せに感じています。

友人と一緒に撮った写真
プレゼントしたケーキ
左の写真は友人と一緒に撮った写真で、右の写真は2人にプレゼントしたケーキです。

2025年のAPEC首脳会議が韓国で開催されることに関連して、慶州でコンサートが開催されました。慶州は釜山からバスで約1時間、KTX(高速鉄道)では約30分で行くことができます。日本人の友人と一緒に訪れ、留学生活について話しながら楽しい時間を過ごしました。多くの有名なアイドルが出演しており、会場の雰囲気も盛り上がっていて、とても良い思い出になりました。

コンサートにて
コンサートにて

2001年、日本に留学中に新大久保駅で線路に落ちた人を助けようとして命を落とした釜山出身の李秀賢(イ・スヒョン)さんの精神を受け継ぎ、地域社会や日韓関係の架け橋となることを目的とした記念事業に参加しました。高校生とともに李秀賢さんの生涯について学び、浴衣の着付けやけん玉、だるま落としなどの日本文化体験を通して、楽しく交流する時間を持ちました。他国に留学しながら、自らの身の危険を顧みずに他人を助けるという行動は、決して容易なことではないと思います。その勇気と優しさに深く感銘を受け、私も国や人種を問わず困っている人に手を差し伸べられるような、そして多くの人の役に立てる人間になりたいと感じました。

集会の横断幕
イ・スヒョンさんのために作られた曲
左は集会の横断幕で、右はイ・スヒョンさんのために作られた曲です。大学生数十人で歌いました。
高校生とよさこいの体験
高校生とよさこいの体験をしている様子です。

体調について

9月末に新型コロナウイルスに感染し、その後も胃炎を患うなど、しばらく体調を崩してしまいました。普段は大きく体調を崩すことがほとんどなかったため、突然の発熱にはとても驚きました。

当初は病院に行きたいと思ったものの、どこに行けばよいのか分からず、高熱の中韓国語で症状を説明したり、医師の話を理解したりするのは難しいと判断し、県立大学を通して加入している保険を利用することにしました。契約している保険には釜山の提携病院がなかったため、代理店を通して時間はかかりましたが医療通訳を手配してもらい、最寄りの病院を紹介してもらいました。医療通訳の方に同行してもらうと、受付から支払い、薬の受け取りまで全てサポートしてくださり、キャッシュレスで診察を受けることができました。体調不良の期間中、計4回病院を受診しましたが、そのうち2回は医療通訳の同行を依頼し、残りの2回は症状が軽くなり、自分でもある程度説明できるようになったため、一人で受診しました。

韓国では医療費を自己負担で支払っても、日本と比べてそれほど高額ではありませんでした。診察と薬の処方を受けても5,000円以内で済むことが多く、点滴を受けた際でも9,000円程度でした。日常会話にはあまり困らないと思っていましたが、病院での専門的な会話はやはり難しく、良い経験になったと感じています。

医療通訳を利用するメリット

  • 自分の症状を正確に伝えられる
  • 医師の説明を正確に理解できる
  • キャッシュレスで受診できる
  • 病院を指定してもらえる

デメリット

  • 実際に診察を受けるまでに時間がかかる
  • 小規模な病院では保険関連の書類作成に対応してもらえない場合がある

医療通訳は自分の状況に合わせて判断し上手く利用することをおすすめします。

これとは別に、病院に行くほどではない体調不良の際は、薬局で気軽に薬を購入できます。ただし、韓国の市販薬は錠剤が大きいものが多く、飲みにくいと感じることがあります。日本で飲み慣れている市販薬があれば、持参しておくことをおすすめします。

おわりに

あっという間に二学期が始まり、気づけばすでに半分が過ぎてしまいました。残り二か月ほどとなりましたが、一日一日を大切にし、少しでも多くの経験を積んでいきたいと思います。