ラップランド大学 国際文化学科3年 今仁雅桜奈<1号 2025年9月~10月>

Moi!

「Moi」はフィンランド語で「こんにちは」という意味です。友人と会った時やお店に入った時などに使えるとても便利で素敵な言葉です。今これを書いている11月のロヴァニエミ(大学のある街)は雪が降り始め日が沈むのもどんどん早くなり、冬の訪れを感じています。この号では日本を出てから約3か月間のことを書いていこうと思います。

ロヴァニエミに到着

今回私は韓国(仁川)→ヘルシンキ→ロヴァニエミという形で乗り継いでロヴァニエミまでやって来ました。日本からヘルシンキまでの直行便があるのですが、韓国経由の方が、半額に近い値段で航空券を買うことが出来ました。(2025年6月時点)人生初めての13時間の長時間フライトは真ん中の座席だったこともあり少し辛かったですが、ヘルシンキのヴァンター空港に降り立った時の言葉にならないほどの達成感と感動は一生忘れません。

ロヴァニエミ空港
(到着したのは8月15日ですが、クリスマス仕様のロヴァニエミ空港です。)

半袖で日本を出発したのですが、ロヴァニエミに着くととても肌寒く、北極圏に来たんだなぁと感じました。空港からはシティーセンターに行けるシャトルバス(8€)が出ているのでそれに乗り、シティーセンターでご飯を食べ、アパートの鍵の受け取りに向かいました。

私は全てバスを利用したのですが、荷物が多くて次の日に筋肉痛になったので、他の留学生とタクシーを相乗りするのも良いと思います。(少し値段が高くなるので)

授業について

私は教育学部を選択しました。これらが秋の学期に取った授業です。

  • Finnish1
  • German1
  • Global Media Education
  • Finnish culture
  • Finnish system of education
  • ~長期休み(10月半ば)~
  • German2
  • Spanish2
  • Positive Development Across Life course
  • The learner's self-conception and positive pedagogy

日本での授業と違うところは1コマの時間の長さです。日本では大体1コマ90分ですが、フィンランドでは2時間~4時間が普通です。「ええ!長すぎ!」と思ってしまいますが、授業の間に15分ほどのコーヒー休憩があるので意外と大丈夫です。そして1コマの時間が長い分授業の回数が少なくなります。そのため旅行の計画はとても立てやすいです。

フィンランド語の授業の様子
(フィンランド語の授業の様子です。ただ話すだけではなく様々なツールを利用して教えてくれます。)

また単位がもらえるのは授業だけではありません。"Teach&Learn"という自分の母語を教えあって、その勉強した時間分単位がもらえるというプログラムがあります。留学生向けの授業をメインで取り、なかなかフィンランド人の友人を作れる機会が無いので、このプログラムはとてもおすすめです。

この留学の良いところだと個人的に感じているのは、様々な国の友人が作れることです。全く違う考え方に驚いたり納得したりして自分自身の考え方が広く変化してきていることを感じます。また勉強したい言語のネイティブスピーカーと簡単に知り合うことが出来ることもその1つです。オンライン上では日本でも出来るかもしれませんが、実際に対面して色々な国の友人を作れるのは留学ならでは、またラップランド大学ならではだと思います。

日常生活について

留学生は寮ではなくアパートを借ります。私は2人でルームシェアをしていますが、大体2~3人でルームシェアをしています。幸いなことに私とルームメイトは性格が似ていて分かり合えることも多く、特に問題なく支え合いながら生活できています。

平日は授業を受けて学食(学割で2.95€で食べられます!)を食べ、勉強して買い物して帰る、というのがよくある平日の流れです。休日は友人の家でご飯を作って食べたり、プールに行って泳いだり、ちょっと遠くまで出かけたりしています。

オーロラ
キャンプファイヤーに行ったときに見たオーロラ
アイスホッケーの試合
学生組合主催のイベントで見に行った
アイスホッケーの試合

友人と旅行

先にも述べたように10月の半ばに約1週間の連休があります。地域によって始まる週が異なることもあるようです。私は電車や船を乗り継ぎエストニアのタリン、ヘルシンキやラッペーンランタ、タンペレなどのフィンランドの南部の都市を中心に旅行しました。特に山口県立大学に留学生として来ていた友人とやっと再会できたことが嬉しかったです。その1人はロヴァニエミを離れてしまっていつ会えるのかと思っていましたが、会えて良かったです。その友人と一緒にフィンランドの家庭料理を作ったり、実家に泊めさせてもらって一緒に過ごしたり、フィンランドの生活を知れたとても貴重な経験でした。

エストニアのタリンの街並み
エストニアのタリンの街並み
きのこ狩り
友人と友人のお父さんときのこ狩りに行った時の写真
(きのこ狩りはフィンランド人の趣味だそうです)

最後に

今回の山口県立大学からの留学生は私のみのため、友人が出来るか不安でいっぱいでした。しかし不安なのはどの留学生も同じなので、勇気を出して話しかけるとどの人も気さくに話してくれます。最初のうちにたくさんの人に積極的に話しかけて人脈を広げておくことが大事だなと思います。

日照時間がどんどん短くなり凍えるような寒さになってきています。太陽の光を浴びることが十分に出来ないことでうつ状態になるからビタミンDを摂取した方が良いとよく聞きます。雪が降って白銀の世界になるのが楽しみですが、フィンランドの冬を甘く見てはいけないと感じています。自分の心と体の健康を第一に考え、冬に向けて備えたいと思います。