1. はじめに
長かったようであっという間だった約10ヶ月間の留学生活が終わりました。帰国してからもHSKの試験の準備や受検など忙しい日々を送っています。今回の報告書では11・12月の日照での生活や期末試験、旅行などについて報告したいと思います。
2.期末試験
新年を迎えて1月の2・3日に期末試験が行われました。12月後半に授業が終わり、そこから新年を迎えるムードだったのですが、期末試験が1月の初めにあるということで、この時期は忙しい日々を過ごしました。期末試験の内容は後期に受講した授業からそれぞれ100点満点で点数がつけられました。前期の試験と比べると、内容はやや難しかったのですが、日々の授業と復習でなんとか単位を取得することができました。約1年前の自分と比べると中国語のレベルもだいぶ上がったのではないかと思います。
3. 日常生活
11月になると一気に気温が下がり、日照では本格的な冬が始まりました。
11月のはじめには大学のサークルの勧誘活動が盛んに行われていました。私も友人と一緒に参加し、気になるサークルを見学したり学生達と交流したりしました。サークル活動の内容は多岐にわたり、なかには日本のアニメを研究するサークルなどもあり非常に興味深かったです。
12月は帰国が近づいているということや、テストが終わってすぐに帰国する留学生の友人達が多くいることもあり、食事に行ったり旅行に行ったりすることが多かったです。12月のクリスマスの時期には友人達とご飯を食べ行き交流を深めました。あと1ヶ月で帰国するということが信じられず、寂しい気持ちでいっぱいでした。
4. 1月の旅行
1月の帰国前に青島・天津・北京を旅行しました。天津は初めて訪れる場所で、私が中国で最も行きたかった場所です。留学中はいろいろな場所を旅行しましたが、どの地域も特色あふれた素敵な場所でした。各地の美味しい食べ物もたくさん食べることができて非常に満足しています。まだまだ訪れたい場所ばかりなので、機会があればまた遊びに来たいです。
5. 最後に
約1年間の留学が終わりました。はじめは中国での生活や自分の語学力に対して不安もありましたが、周りの方々の支えもあり、この1年間を無事に過ごすことができました。留学当初、自分の中国語が全く通用せず自信をなくした時期もありました。しかし中国人の友人や留学生の友人達と関わることで徐々に語学力が身につき、いつしか自信を持って会話できるようになりました。中国語が通じずもどかしい思いもしましたが、その思いがあったからこそ中国語学習に対する意欲も高まり、今では中国語を使った仕事に就くという目標もできました。また中国語の授業を担当してくださった先生方も、非常にわかりやすく丁寧な授業をしてくださり、毎日楽しく授業を受けることができました。本当に感謝しています。
留学中はたくさんの出会いがありました。その出会いを通じて自分の今までの人生を見つめ直したり、これからの人生について考えたりすることも増えました。この経験は私にとって非常に大切なものとなりました。またいろいろな国の友人もでき、帰国した今でも連絡を取り合い、お互いの日常について報告しています。彼らとの出会いをこれからも大切にしてきたいと思います。
最後に、留学で出会ったすべての方、先生方、家族、応援してくださった方々、とても感謝しています。私にとってこの留学は一つの区切りではなく、これからの人生を形づくる大切なスタート地点となりました。本当にありがとうございました。