万倉小学校で食育活動を実施しました

栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

2月20日(火)に、宇部市立万倉小学校の1・2年生を対象に、三色食品群や旬について理解してもらうことを目的とした食育活動を行いました。万倉小学校での活動は今年度で3年目となり、昨年度1年生だった児童が2年生になって次の1年生に教えてあげることで次の代に繋がっていく内容としました。

宇部市立万倉小学校での食育活動の様子1

初めにアイスブレイクとして、食べ物の三色の分類とその働きについて説明をした後に食材の文字数と同じ人数で集まって座る「食べ物発見隊」を行いました。集まることができたら、お題の食材が何色の働きを持つかポーズで表現してもらいました。

宇部市立万倉小学校での食育活動の様子2
宇部市立万倉小学校での食育活動の様子3

次に、釣りの形式で一人ひとりが食べ物カードを選択し、その食べ物の旬について考える「いつのたべものゲーム」を行いました。昨年度も食育プログラムに参加してくれた2年生には、1年生に向けて旬の食べ物について伝えるミニゴハンジャーになってもらいました。児童は1つ1つの食べ物の旬について一生懸命に考えて活発に意見を言ってくれました。

宇部市立万倉小学校での食育活動の様子4

プログラム終了後は、子供たちと一緒に給食をいただいたり、お昼休みに遊んだりして、普段の学校生活を体験しました。より近い距離で子供たちと関わることができる貴重な機会となりました。

宇部市立万倉小学校での食育活動の様子5

今後も、今回のような子供たちの成長を見ることができる活動を継続して行いたいと思います。

2024.02.20

山口県立大学学生寮「椹水寮」の閉寮式を行いました

2024年2月11日(日)、本学学生寮である「椹水寮(じんすいりょう)」の閉寮式を執り行いました。

椹水寮は1972(昭和47)年の開設以来、50年の永きにわたり数多くの学生に宿舎を提供し、共同生活を通した社会性の育成に寄与してまいりました。しかしながら、建物の老朽化やここ数年の入寮希望者の激減に伴う経営状況の悪化等により、令和5年度末をもって閉寮するという苦渋の決断に至りました。この一年間は、大学が財政支援を行いながら経営を継続してきました。

「椹水(じんすい)」という名前は、椹野川の流れに近いことから、流れを「水」とあらわしこのように名づけられました。

当日は、現寮生に加え、舎監の方々や卒寮生代表として現椹水寮の第一期生である岡村恵子様と守田幸子様にご出席いただきました。大学からは理事長、学長、事務局長と寮監教員、寮担当職員が出席し、総勢35名での開催となりました。

式は理事長と学長の挨拶から始まりました。岡理事長からはこれからの大学の展望について、田中学長からはかつて学生支援部長(現学生部長)だった頃の寮の思い出などが語られました。

岡理事長の挨拶
田中学長の挨拶

卒寮生のお二人からは、「同じ部屋だった寮生のことはいまだに覚えており、毎週の課題で困った時は、同室の他学科の寮生からヒントや協力を得ていた」「他大学の学生との合同イベント(合ハイ)のお知らせが寮内に掲示してあったり、ダンスパーティ(ダンパ)のためにダンスが得意な寮生に教わったりした」「食事がおいしく、厨房のおじさんに作り方を教わった三食丼は、今でも食卓に並んでいる」といったお話がありました。現在とは異なる寮生活に、現寮生からは驚きの声や笑い声があがっていました。

寮生代表からは、「何気ない生活の中に、常に友人が身近にいてくれることは、寮生活ならではであり、安心感につながっていた。寮生活を支えてくれた舎監のみなさんや厨房の業者の方、大学の皆様に感謝している。」といった言葉が述べられました。

卒寮生のお二人からの言葉1
卒寮生のお二人からの言葉2
寮生代表からの言葉

夜間の施設管理面で、安心安全な寮生活を送るために大変お世話になった舎監の方々に、寮生から花束を贈呈しました。また、寮の自治会費については、大学の「さくらの森夢基金」に寄附することになっており、岡理事長に目録が贈呈されました。

寮生から舎監の方々へ花束を贈呈
舎監の方々
岡理事長へ目録の贈呈

寮の前庭で集合写真を撮影した後、短い時間ではありましたが、茶話会を実施しました。寮の歴史を振り返りながら、思い出を語り合う時間となりました。

会場には、卒業アルバムや寮の様子が分かる写真を展示し、居室の見学もできるようにしました。卒寮生のお二人からは、「私たちが寮生だった当時からほとんど変わっていない。とても懐かしい」といった声が聞かれました。

和やかな雰囲気の中、節目となる閉寮式を開催することができました。

茶話会1
茶話会2
卒業アルバムや寮の様子が分かる写真の展示
集合写真

familyに令和5年度「つなぐ棚田遺産」感謝状が贈呈されました

本学のボランティアサークルfamilyに、令和5年度「つなぐ棚田遺産」感謝状が贈呈されました。

農林水産省が主催する「つなぐ棚田遺産」感謝状は、棚田地域における多様な主体との連携や協力を促進することを目的として、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の取組を評価し、優れた取組を実施する企業等に贈呈されるものです。

familyは周南市にある大田原自然の家主催行事のボランティアスタッフとして、自然の中で子どもたちと一緒にキャンプをしたり、季節ごとの行事の企画や運営を行ったりしています。中須北の棚田において、山口大学トムソーヤー(ズ)と農作業体験やキャンプを行ったことが評価されました。

family集合写真

【今回の贈呈を受けてのコメント】

family前代表 看護学科3年 狩谷 真樹さん

地域の方々と一緒に実際に農作業を体験することで、ボランティアで関わる子どもたちに普段食べているお米がどう作られたか伝えることができるようになりました。今回感謝状をいただき、大変ありがたく思います。

family代表 社会福祉学科2年 澤井 鈴寧さん

棚田での活動として、田植えや草鞋ウォークなどの活動に参加させて頂きました。棚田で活動するのはなかなかできる体験でなくとても新鮮で、また楽しいものばかりです。地域の方と関わりながら学んだ楽しい活動がこの様な形で見て頂けた事を嬉しく思います。これからも積極的に参加し、棚田での体験を増やして行こうと思います。

感謝状写真

今後も精力的に活動を行ってくれることを期待しています!

つなぐ棚田遺産についての詳細は こちら から

2024.01.30

留学生の防府市立富海小中学校への訪問

留学生の学校訪問今年度第3弾(最終)は防府市立富海小中学校。小中一貫教育校。英語教育・外国語活動には特に力を入れています。他の訪問校同様、ここも昨年度訪問しました。

参加者は欧米出身者4名。アジア出身は3名。そのうち2名は交換留学生ではなく長期留学生でした。

昨年度は全員欧米からの留学生ということもあり、小中学部両方で英語でのプレゼンを行いました。しかし、「全て英語は負担が大きい」というご意見を先方からいただき、今回のプレゼンは、小中学部共にアジア出身学生はもちろんのこと、欧米学生にもできるだけ日本語で行うということにしていました。つまり英語理解よりも内容理解、ひいては異文化交流に重きを置く形でした。

午前は小学生との交流。

5年と6年それぞれ担当グループに分かれ、5年では身体活動を伴いながら英語の歌に合わせて活動し、6年では自己紹介や双方からプレゼンを行いました。プレゼンは、県大側は打ち合わせどおり必要があるとき以外は全て日本語でした。行事後アンケートで、プレゼンは日本語の方がよいという意見の割合が中学部に比べ多かったので、やはりこれでよかったと言えるでしょう。

小学生の英語プレゼンはとてもよく準備されていて、この練習と発表だけでも子供たちにはよい英語学習になっていたようでした。

防府市立富海小学校との交流の様子1

その後、全員で1年から4年生の児童と活動。留学生は各児童が可愛らしい名刺をいただいた後、日本の伝統遊びに一緒に興じました。どの活動にもたくさんの準備時間が感じられ、一生懸命こちらを温かく迎えようという気持ちが伝わってきました。

防府市立富海小学校との交流の様子2
防府市立富海小学校との交流の様子3

午後からは、中学部全員との交流。

午前の児童生徒の様子を見させていただき、留学生のプレゼンは、一部英語で行っても生徒にとっては負担ではなく刺激的な挑戦になると感じられ、急遽、欧米学生には英語で行うよう伝えていました。アンケート結果からも、中学部はそれで正解だったことが窺えました。プレゼン後の質疑応答も欧米学生に対しては、生徒はできるだけ英語で活発に行っていました。

防府市立富海中学校との交流の様子1

中学部は昨年度もほとんど同じ形で、体育館での全員参加だったので、2,3年生は2度目。少々マンネリ化を感じてしまうかも?という懸念もあったのですが、アンケートでは、「今回の方が楽しかった」という回答が20人中の15人。この結果の要因としては、学年が上がることで、①英語力が向上し、②先輩に頼らず自主的に行動でき、そして、回を重ねているので③心理的に余裕ができる、等が考えられます。

要因はこれ以外にも様々あるでしょうが、学年を追って複数回行うことの利点が多少なりとも見られたように感じました。学校側もこの結果に対して非常に満足されたようで、生徒からの要望もあるのでできたら回数を増やしたい、というご希望をいただきました。

また、この結果はアジア出身交換留学生と長期留学生の存在が大きかったと思います。彼らが流暢な日本語でよく理解できる内容を話してくれたからこそ、欧米学生の英語プレゼンも負担ではなかったことでしょう。

防府市立富海中学校との交流の様子2

最後は全員満面の笑顔で写真撮影。

富海小中学校の皆さま、今回も留学生にとって心温まる貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

中学部へのアンケート結果からの抜粋

中学部へのアンケート結果1

「どちらともいえない」の理由または改善点

  • 留学生の話している言葉が分からなかったから。
  • 発表だけで、正直何がしたかったのか分からないから。
中学部へのアンケート結果2

7の各選択肢

  1. よくわからなくても英語で話してほしい。
  2. よくわかるようにできるだけ日本語で話してほしい。
  3. 簡単そうなことは英語で、難しそうなことは日本語で話してほしい。

その他

「その他」の回答

  • 全部英語でゆっくり話してほしい。
  • どっちでもわかる気がする。
  • 今回のようにどちらでも良い。
中学部へのアンケート結果3
中学部へのアンケート結果4

12の各選択肢

  1. 外国人とも恥ずかしがらずに話そうとする力
  2. 英語力
  3. グループで協力する力
  4. 何が問題かを見つけたり、問題を進んで解決したりする力
  5. 挑戦したり進んで行動したりする力
中学部へのアンケート結果5

「どちらともいえない」の理由または改善点

  • 活動に参加しても良いけれど準備期間がかかるから。
  • 無くても有ってもどちらでも良いと思います。

前回より今回の方が良かったと思う理由の抜粋

  • 自分たちが企画、制作した動画や仕事をビデオにまとめ、発表できたからです。
  • 昨年は全部英語でプレゼンの内容がよくわからなかったから。
  • 今年の方が英語の力が身についていて、留学生が話していることが大体わかったから。
  • 留学生の人達に、たくさん質問が出来たから。
  • 質問する機会が多かったから。
  • 自分から行動できた場面が多かった。
  • 笑いが増えた気がする。
  • 去年より座り方などが自由だったから。
  • 真剣に自分たちの班の発表を聞いてくださったので、とても気持ちよく発表をすることができました。

周南市保育協会との食育活動「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」を実施しました

栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

1月24日(水)に、周南市の保育園24施設と大学をZoomで接続し、遠隔での食育活動「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」を行いました。活動は、三色揃った食事をきちんととっていない人に悪さをする悪者フケンコーに、フケンコー印を押されてしまった周南市のシュウタ君を助けるため、劇を通してゴハンジャーと三色食品群について学ぶ内容としました。また、朝ごはんを食べるためには規則正しい生活を送ることが大切だということも知ってもらいました。

子供たちには三色クイズに挑戦してもらい、バランスの良い朝ごはんについて考えることにより力をためてゴハンジャーと共にフケンコーを倒し、三色そろったバランスの良い食事が大切であることを伝えました。

「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」の様子1
「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」の様子2
「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」の様子3
「朝ごはん、三色そろえて元気なからだ!-ゴハンジャーと一緒にシュウタ君を助けよう!-」の様子4