コープやまぐち60周年記念フェスタ「しっちょる?やまぐちのたべもの! ゴハンジャーといっしょにやまぐちのみりょくをさがそう!!」

栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子供たちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

3月30日(土)、31日(日)に行われた、コープやまぐち60周年記念フェスタにて、食育体験活動のブースを出展しました。今回の活動は、山口県の農産物と地産地消を題材とし、子供に山口県の農産物の魅力を知ってほしいという思いを込めました。

ボードを用いて地産地消の言葉の意味や良さを説明したり、はなっこりーを題材とした触った感じだけで何の食べ物かを当てる「さわってあてようクイズ」や、甘夏やゆめほっぺを題材とした匂いだけで何の食べ物かを当てる「においであてようクイズ」などのクイズに挑戦してもらったりしました。子供たちは、積極的にクイズに挑戦し、楽しみながら参加している様子でした。また、多くの子供たちと関わる貴重な機会となり、学生も楽しみながら参加し、成長するきっかけとなりました。

コープやまぐち60周年記念フェスタでの食育体験活動の様子1
コープやまぐち60周年記念フェスタでの食育体験活動の様子2
コープやまぐち60周年記念フェスタでの食育体験活動の様子3

▼1日目集合写真

1日目集合写真

▼2日目集合写真

2日目集合写真

感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)修了式を行いました

令和6年3月22日(金)、令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式を挙行しました。

本課程は、感染管理分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる感染管理認定看護師を育成し、看護専門職の質の向上、地域保健医療の質の向上に資することを目的としています。昨年度に引き続き本年度も15名の看護師が高度かつ専門的な知識や技能等について学び、修了しました。

始めに、田中マキ子学長から、修了生一人ひとりに「修了証書」、「履修証明書」及び「特定行為研修修了証」が授与され、「1年間という短い期間だったが、新たな知識技術を蓄え、責任ある資格を有するために費やした時間は、どのような輝きを放っていくのだろう。特定行為という新たなプロフェッションの力を得たその力は、人や社会の悩みという公益に奉仕するために、尽力していかなければならない。この教育課程で同期生となった縁は尊いもので、困った時や迷った時、頼りになるのは同期生として共に頑張った仲間だ。各々の現場に戻っても仲間を大切にし、共に励まし合いながら、感染症との戦いに果敢に立ち向かってほしい。」と式辞がありました。

令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式の様子1
令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式の様子2

修了生答辞では、「私たちを支え導いてくださった全ての方に心より感謝する。eラーニングでは感染管理に関する専門的知識を深めると同時に、同じ目標に向かって進む者同士、互いに励まし合い成長することができた。仕事をしながら時間を確保し、与えられた課題を達成することは容易ではなかった。実技試験では何度も繰り返し演習を重ねた。緊張感が漂う中、実践を想定しながら集中して取り組み、全員無事に合格できたことは、1年間の学生生活の中で最も印象に残っている。臨地実習では取り組むべき目標は何かを具体的に考えることができた。実習指導者や先輩方のように、感染管理認定看護師としての使命を全うできるのだろうかと不安に感じることもあった。その行き先で落ち込みくじけそうになることもあると思うが、一人で悩むのではなく、同じ大学で学んだ仲間を大切にし、共に助け合いながら本学での学びを生かしていけるように、今後もより一層の努力をしていくことを誓う。」と感謝の言葉や受講の感想、今後の抱負が述べられました。

令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式の様子3

閉会にあたり、家入裕子看護研修センター長から、本教育課程の振り返りとともに「認定教育課程を開講している機関は全国でも多くはない。本学は認定教育課程に特定行為研修を組み込んでいるが、特定行為は医療を支える新たな制度で国をあげて取り組んでいる事業の一つであり、多くの期待がかかっている。様々な方々の支援があることを忘れずに活動していくことが、恩返しということになる。貴重な人材の一人として是非地域で活動をしてほしい。」とエールの言葉が送られました。

令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式の様子4
令和5年度感染管理認定看護師教育課程(特定行為研修を組み込んでいる教育課程)の修了式の様子5

修了生のこれからの活躍が期待されます。

2024.03.25

令和5年度 みね健幸百寿プロジェクト事業報告会

3月21日(木)に、美祢市民会館において、令和5年度みね健幸百寿プロジェクト事業報告会が開催され、本学の教員4名(副学長 吉村耕一、看護学科教授 曽根文夫、看護学科准教授 吉村眞理、社会福祉学科准教授 角田憲治)が事業報告を行いました。

美祢市では、令和3年度から地方創生推進交付金事業として「みね健幸百寿プロジェクト」を本学の支援のもとで実施しています。このプロジェクトでは美祢市民の健康寿命を延伸するために、市民一人ひとりの行動変容を促す具体的な仕組みの構築を目的としています。

はじめに吉村耕一副学長があいさつし、地域貢献大学としての本学の役割とプロジェクトの概要について説明しました。

次に、曽根文夫教授が市民の健康寿命阻害要因に関する過去3年間の取組の概要と令和5年度に構築したメタボリックシンドロームの予防・改善に重点をおいた疾病危険度通知システムについて報告しました。

続いて、吉村眞理准教授が小中学生に対するがん教育の3年間の実施状況(計16校、484名)とその成果について説明しました。児童・生徒ががんを正しく理解し、がんになりにくくするための生活習慣と早期発見のためのがん検診の重要性を知り、これからの自分の行動についてことばにしたり、家族に伝えたいと考えることができたと述べました。

角田憲治准教授は高齢者を対象とした10年余りの追跡データを用い、人口寄与割合を考慮した要介護、認知症等の発生リスクから健康寿命評価尺度を開発したことについて報告しました。

また、美祢市から派遣されている大学院生2名が健康福祉学研究科での学びや研究成果について報告しました。今年度修了した大学院生は、情報の適切な利用と正しい分析、諸活動における仮説の重要性、多様な人々と連携することの大切さ等、大学院で学んだことは多かったと述べました。本大学院で学んだ市の職員が健康・福祉・教育・まちづくり等の行政にリーダーとして活躍されることが期待されます。

3年計画の本プロジェクトは今年度でひとつの区切りを迎えることになりますが、次年度以降も美祢市と本学は連携して市民の健康増進に取り組む予定です。

令和5年度みね健幸百寿プロジェクト事業報告会の様子1
令和5年度みね健幸百寿プロジェクト事業報告会の様子2
令和5年度みね健幸百寿プロジェクト事業報告会の様子3

ぷちぼらスタッフが小学生に「ふくし講座」を行いました。

1月19日(金)、学生ぷちボランティアセンター(通称 ぷちぼら)のスタッフ6名(1年生6名が、山口市の放課後児童クラブに通う子どもたち(小学校1年生から小学校5年生)に「ふくし講座」を行いました。

ぷちぼらでは、YPU共生社会プロジェクトとして、障がい理解のための絵本作りなどコロナで禍できるボランティア活動を進めていましたが、新型コロナウイルスが感染法上5類に移行されたことを受け、大学の外での活動を行うことにしました。今年度入学した1年生の「小学生に手話を教えたい」という発信を受け、企画しました。

「ふくし講座」を行う前に学校から帰ってきた子どもたちと一緒に遊びました。

今回は2回目だったのですが、前回の活動に参加した学生スタッフ(3名)今回の活動から参加したスタッフ(3名)ともにあやとりや折り紙など、子どもたちと打ち解けて楽しそうに遊んでいる場面が印象的でした。

学生ぷちボランティアセンター(通称 ぷちぼら)のスタッフと山口市の放課後児童クラブに通う子どもたちの様子1
学生ぷちボランティアセンター(通称 ぷちぼら)のスタッフと山口市の放課後児童クラブに通う子どもたちの様子2

そして、いよいよ「ふくし講座」です。

この日のために、企画・準備を頑張ってきた学生。

準備したものが発揮できるように頑張る姿が印象的でした。前回、12/1(金)の活動で行ったことを改善して今回の活動に臨みました。

「ふくし講座」の様子1
「ふくし講座」の様子2

また、放課後児童クラブに通う子どもたちもとっても協力的で、楽しく活動を行うことができました。

今回の活動では、

①はじめの言葉②整列ゲーム③手話歌(世界中の子どもたちが)④おわりの言葉を行いました。

「ふくし講座」の様子3
「ふくし講座」の様子4

企画した学生の感想

一緒に楽しく活動できたけれど、改善点も多くみられたため、次回に活かしていきたいと思います。

児童さんは知らないスタッフと遊ぶことに慣れている様子が印象的でした。手話教育に関しては導入のゲームが想定よりできなかったこともあり、スムーズにはいかなかったけど、予定通り企画することができ、よかったです。次回の活動ではもっともっとうまくできるようにしていきたいです。

ぷちぼらでは、1/25(木)に反省会を行いました。反省会では、学生からは、もっともっと、良いものにしていきたいという意見が聞かれました。今後もYPU共生社会プロジェクトとして活動を継続していきます。次の活動も企画中です。

2024.02.26

令和5年度PBL実践報告会を開催しました。

令和6年2月20日(火)、本学において、大学リーグやまぐち主催の「令和5年度PBL実践報告会~学生による新たな価値の創造~」が開催されました。

当日は、会場・オンライン(Zoom)参加を合わせて約130人の方にご参加いただき、県内7大学(至誠館大学、周南公立大学、東亜大学、梅光学院大学、山口大学、山口学芸大学、山口県立大学)による発表が行われました。

  1. ①至誠館大学: 萩市越ケ浜における地域資源などを活用した観光施策の展開
  2. ②周南公立大学: 働く場としての周南の魅力再発見と今後の展望について
  3. ③東亜大学: 健康増進プロジェクト
  4. ④梅光学院大学:みんな集まれプロジェクト

    ~地域に愛されるゲームセンターを目指して~

  5. ⑤山口大学: 大学生と山口市中心商店街をつなぐ

    ~新しい居場所「hOur Place」の創出~

  6. ⑥山口学芸大学: 名田島地区まちづくりアンケートの集計と考察
  7. ⑦山口県立大学: まちの「体験価値」を向上させるプロジェクト

    ~阿武&下松、二地域での取り組みから~

報告会では、県内の学生たちが企業や自治体等と連携して、企業や地域の課題解決に向けた方策の検討、フィールドワーク等を重ねてきたプロセス、そこから生まれた新たな提案・価値といった成果、今後の課題などについて発表しました。

大学リーグやまぐち主催「令和5年度PBL実践報告会~学生による新たな価値の創造~」の様子1

本学からは、下松市と阿武町と連携して取り組んだ「まちの『体験価値』を向上させるプロジェクト~阿武&下松、二地域での取り組みから~」というテーマで、国際文化学部文化創造学科3年生の2人が発表しました。

全国住みよさランキング上位都市の魅力を若い世代にも広めたい下松市と、キャンプ場を活かした平日の宿泊研修プランを創出したい阿武町。異なる二地域における「体験価値」を向上させる試みを各々の地域特性を踏まえながら同時進行させるPBLを実施した多忙な1年を振り返り、フィールドでリアルな体験をしたことの意義や同時にPBLを実施してみて気づいたことなどを説明しました。

大学リーグやまぐち主催「令和5年度PBL実践報告会~学生による新たな価値の創造~」の様子2

発表後、PBL協力パートナーである下松市の担当者の方から、「今年度は『ショクバカンス』というテーマで単身赴任者向けの『笠戸ヒラメさばき』という企画に取り組んでいただいた。学生さんには何度も現地に足を運んでもらい、若者目線でのアクティビティの発掘に一生懸命取り組んでいただき感謝している。今後も単身赴任者を起点とした交流人口や関係人口の増加に、若者視点を取り入れて取り組みたい。」とのコメントをいただきました。

報告会終了後は、参加者からは、「どの発表も個性的かつ効果的でよい取組だった。」「若者の視点で行政にはできない街づくりやアイデアの実践に期待する。」「地域課題に取り組む学生の方々の発表を聞いて、地域活性化を考える良い機会になった。」などの感想が寄せられ、本報告会は盛会のうちに終えることができました。