慶南大学校 国際文化学科3年 又多絢音 <3号 2023年7~8月>

はじめに

長いと思っていた留学生活もあっという間に半分以上が過ぎ去ってしまいました。今回は寮費や一時帰国、履修登録、夏休みの過ごし方について報告します。前回の報告内容と少しかぶる部分もありますが、情報を付け加えて書いていこうと思います。

寮費について

前回も夏休み期間中の寮費について少し触れたのですが、そこから新たに知ったこともいくつかあるのでさらに追加でもう少し詳しく書くことにします。夏休みの寮費は一時帰国による出国前と再入国後の2回に分けて支払いを行いました。参考までに私は出国前の分が290,400ウォン、再入国後の分が79,200ウォンでした。出国前の寮費は夏休みに入る前の6月中旬、入国後の分は再度入寮した数日後に支払いの案内が来ました。また、後期分の寮費(662,000ウォン)は7月の終わり頃に支払いをしました。基本的に寮費の支払いは大体連絡が来たその日を含めて3〜4日以内に入金するよう指示されます。入国後の寮費に関してはその日中に入金するよう連絡がありました。金額はそこまで大きくなかったのでよかったものの、このように2回に分けられることを知らなかったので少し戸惑いました。突然連絡があっても大丈夫なように準備をしておく必要があると思います。

一時帰国について

8月に2週間ほど帰国しました。帰国前には寮を一度退寮する形になるため、部屋からすべての荷物を出す必要があります。私はキャリーケース1つとダンボール1個を寮の倉庫に預けました。布団は洗濯室で20,000ウォン払えば洗濯をして預かってもらえます。また戻ってきた際には寮の担当の方に連絡をして倉庫から荷物を出し、洗濯室に行って布団を受け取ることになります。

私は今回、下関までフェリーで帰りました。フェリーは事前に電話での予約が必要です。以前はオンラインでの予約も可能だったようですが、現在は電話のみでの受付となっています。船での長時間移動は初めてなので多少不安もあったのですが、船内にはレストランやコンビニ、大浴場、ランドリールームまで完備されていて思っていたよりあっという間に到着までの時間が過ぎました。

また、帰りは福岡から金海空港まで飛行機で帰りました。最初に入国した時はコロナの影響でQ-CODE(検疫情報事前入力システム)の登録などが必要でしたが、今回は必要なくなっていたのでスムーズに再入国することができました。入出国の際、パスポートはもちろんですが外国人登録証の提示を求められる場面があるので忘れず持って行かなければなりません。

受講申請について

後期の講義を取るにあたって申請を行いました。まず、7月末に自分が取りたい講義を登録して申請します。そして後日、その講義の受講人数が定員を超えていた場合、もう一度指定された期間に申請をする必要があります。これは先着順です。私は5科目申請したうちの3科目がこの先着順での申請の対象となってしまいました。ちょうどこの申請期間中、日本に一時帰国していたため自宅にて行いました。結果として2科目は無事に取ることができたのですが、1科目は申請できませんでした。しかし、留学生支援センターの先生に連絡をして助けを求め、結果的になんとか希望していた全科目の申請に成功しました。結果として2学期は「言語の神秘と文化」、「中国の理解」、「英語スピーキング」、「韓国の民族と今日の文化」、「大衆メディア文学」の5科目15単位を受講する予定です。全て韓国の学生と共に受ける授業なので不安もありますが、約4ヶ月間頑張ろうと思います。

又多さんの2後期の時間割
後期の時間割

韓国での夏休みの過ごし方

夏休みは主に友人と遊んだり、寮でゆっくり過ごしたりしています。7月末には友人と釜山の초량(草梁: チョリャン)という場所に遊びに行きました。100年前に建てられた病院を改装したカフェに行ったり、チャイナタウンを歩いてみたり、景色が綺麗な高台に登ってみたりと楽しい時間を過ごすことができました。高台に登った先にはモノレールがあって、さらに上に行けるはずだったのですが、残念ながらメンテナンス工事のため運行していませんでした。運行が再開した頃にまた行くことができればと思います。

また、돝섬(トッソム)という島に行きました。돝섬は馬山にあるターミナルから船で10分ほどの場所にあります。ここは干支の最後である黄金の豚が有名なようで、これをモチーフとした像がたくさんあります。歩いて一周できるくらいの小さな島なのですが、自然が多く様々な植物が生えており、海がとても綺麗でした。

前回の報告書で夏休みはまだ行ったことのない場所に行ってみたい、と書いていたのですが無事それを叶えることができ、充実した夏休みを送ることができました。残りの期間も引き続き色々な場所に行ってみたいです。

돝섬(トッソム)へ向かう船の中で撮った写真
돝섬(トッソム)へ向かう船の中で撮った写真

まとめ

ついに夏休みも終わり、後期の授業が始まろうとしています。早いもので留学生活も残り4ヶ月を切りました。悔いの残らない留学にするためにも、自分自身をさらに成長させるためにも、残りの期間精一杯頑張ります。