慶南大学校 国際文化学科3年 井上みゆ <2号 2023年5~6月>

はじめに

最近は最高気温が30度近くなる日も増えて暑くなってきました。また、韓国の大学は日本と約一か月の差があって、6月末で前期が終了し夏休みに入りました。前期が終了し、韓国に来てもう4ヶ月も経つと思うと時間の流れの速さに驚いています。

今回は、期末試験、夏休みの予定、最近の近況について報告したいと思います。

期末試験について

前期は4つの授業を受けていて、詳細は前回の定期報告に書いてありますが、4つのうち3つの留学生専用授業は対面とオンライン半々、1つは全て対面で行われました。また、6月末に行われた期末試験は、中間試験と同様に全て対面で行われました。

期末試験の内容について授業ごとに詳しく書いていこうと思います。

〇韓国語文法中級(留学生専用授業)

試験は筆記試験で、テスト前に出されたまとめの課題から主に出題されました。選択式の問題も多かったです。授業を聞いて課題をしていれば十分解ける問題だったと思います。

〇韓国語読み書き中級(留学生専用授業)

筆記試験で、授業中にした内容と毎回の課題の作文から出題されました。作文のお題は課題でやったものの中から事前に指定されるので、先生に添削してもらったものを事前に覚えていきました。これも、授業を聞いて課題をしていれば十分解ける問題でした。

〇韓国語会話中級(留学生専用授業)

中間試験と同じく会話形式で、ペアで話すものと1人で話すものがありました。話のテーマは授業中にしたものの中からいくつか指定され、当日くじ引き形式でどれをするかを決めました。授業中にした内容がほとんどだったので、事前に復習すれば十分できるものでした。

〇日本人の生活と文化

時期は違いましたが、レポートと期末試験がありました。

レポートは先生から日本語で書いてもいいとも言われましたが、せっかくなので韓国語で書くことにしました。レポートの内容は、授業中に学んだ日本の3大祭りのうちの1つについて自分で調べてまとめるというものでした。

韓国の大学のレポートは、日本とは様式が違っていたので少し戸惑ったりもしましたが、韓国の友人にも手伝ってもらいながら完成させました。

期末試験は筆記試験で、中間試験と同様に一問一答形式と記述式の問題でした。試験範囲は狭くはないですが、勉強すれば十分に解けるものでした。

この授業は名前の通り内容は日本文化ですが、日本人の自分でも知らなかったような内容もあって面白かったです。

先生からもらったエナジードリンク

↑最後の授業の日に先生がエナジードリンクをくれました

夏休みの予定について

夏休みは、8月に2週間程度日本に一時帰国し、残りは韓国で過ごす予定です。夏休み中ずっと韓国にいるかどうか悩みましたが、取りに帰りたいものや、置きに帰りたいものもあるので、2週間程度日本に帰ることにしました。

夏休み期間は前期・後期とは別に寮費が1日あたり6,600ウォンかかり、私は合計で290,400ウォンかかりました。夏休み期間の寮費は夏休みが始まる前に支払いました。

夏休みの間は、韓国語の勉強もしながら、遊ぶ時はしっかり遊んで楽しい夏休みを過ごしたいと思います。

学祭について

5月の18,19日に学祭がありました。韓国の大学では日本の大学とは違って平日でも学祭をするそうです。学祭の日でも授業は普通にありました。

授業を受けている建物の前でサークルや学科のテントが並んでいたので、そこを友人と一緒に回りました。パーソナルカラーテストと、射撃、香水作りをやってみました。どれも本格的で面白かったです。昼は体験系の出店が多かったですが、夜になると食べ物系の出店に総変わりし、食事用のテーブルと椅子も用意されていてとてもにぎわっていました。

また、夜にはステージで有名人の公演もありました。私は知らない歌手の方でしたが、とても盛り上がっていて雰囲気を感じるだけでも楽しかったです。

出店で作った香水
↑出店で作った香水

韓国の映画館について

この2か月の間に「スーパーマリオブラザーズ」と「犯罪都市3」という2つの映画を映画館で観ました。映画館の形式は日本とほとんど差はありませんでした。「スーパーマリオブラザーズ」は英語吹き替え・韓国語字幕、「犯罪都市3」は韓国語吹き替えで見ました。

映画館の様子
↑映画館の様子

どちらもすべてを聞き取ることはできませんでしたが、内容を理解できる程度は聞き取れたので嬉しかったです。どちらも友人に勧められて見た映画だったのですが、とても面白かったです。特に、「犯罪都市3」は、ネタバレになるので内容は言えませんが、日本の俳優さんや日本語が出てくるシーンもあってそこも面白かったです。日本だと、映画館で見る時は静かに見なければならないというイメージがありますが、韓国だと面白いシーンの時は大声で笑うなど、反応がオーバーな人も多くて同じ映画を見ながら感情を共有しているようで面白かったです。

大学から歩いていける距離に映画館があるので、機会があればまた映画を見に行こうと思いました。

まとめ

韓国に来て4か月経って、韓国での生活に少し慣れたような気がします。お店で注文する際にも、以前よりは緊張しなくなりました。

夏休みは授業がない分自由な時間が多いので、自分で工夫して充実した時間を過ごせるようにしたいと思います。

友人と散歩中に撮った写真
↑友人と散歩中に撮った写真