ビショップス大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 岩佐優里佳<4号 2018年3~4月>


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はじめに

 8か月間の留学が終わってしまいました。まだ日本に帰ってきたという実感がわきませんが、今はただカナダの友人がものすごく恋しいです。時差ボケをして朝の3時に目が覚めてしまうため、その時間でこの報告書を書いています。今回は、final-term(期末テスト)、Reading Week(春休み)、ビショップス大学のイベントなどについて書きます。

final-term

ESL211 Advanced Writing
 この講義では、2月末にプレゼンテーションを行いました。その内容はいくつか与えられたイディオムを使用して、自分で考えたスポーツを紹介するものでした。既存のスポーツやそのまねをすることが禁止で、案を出すまでが非常に時間がかかりました。また、何か視覚的説明ができるものを用意することが必須であったため、私は絵を描いて紙芝居のように説明しました。5分間のプレゼンでとても緊張していましたが、アイコンタクトを意識してできましたし、所々で笑いが出ていたのでほっとしました。ほかの人たちのプレゼンもそれぞれ個性があり、とても面白かったです。
 Compositionというものがあり、授業で読み進めてきた小説の続きを自分で考え400字程度で物語をつくりました。この講義の教授はいつも"Be Creative, Be "ということを大切にしていて、物語もどんでん返しの結末を考えないといけなかったのですが、この物語づくりはほぼ自由に作成して良かったため、楽しく書くことができました。
 期末テストでは、mid-termと範囲が違うだけの全く同じ形式で、2日間に分かれて行われました。1日目は小説について、2日目は文法についての問題でした。

ESL131 Business English
 2月末にプレゼンを行いました。このプレゼンはビジネスについてなら何でもよく、私はカナダに来てよりいっそう日本のサービスの丁寧さに気が付いたため、そのことを伝えたいと思い、日本のビジネスにおけるおもてなしをプレゼンしました。内容をレストランに絞って、お客様を最後まで見送ることや、礼の種類などについて紹介しました。
 期末テストはmid-termがなかったため、今学期の内容すべてがテスト範囲でした。挨拶の仕方など簡単で覚えやすいものもありますが、電話に関するイディオムや、クレーマー対応の方法、ビジネス上の手紙の書き方などは難しく、習得するのは大変でした。テストは夜の7時から10時といつもの授業と同じ時間だったのですが、テストだから1時間ちょっとで終わるだろうと思っていました。しかし、筆記問題が多く、気付いたら時間もあっという間に2時間半を越していました。今まで2時間以上のテストを受けたことがなかったため、なかなかきつかったです。

ELA116 Effective Writing
 mid-termの時と同様に、今まで毎週提出していたエッセイを先生のフィードバックに基づいて手直しし、ポートフォリオとして提出することが最終課題でした。今学期の前半ではぎりぎり合格ラインかどうかの点数ばかり取っていたのですが、後半は60点以上をキープでき、他の人たちと比べたら点数はとても低いと思いますが、自分の中では少しずつライティングスキルが改善されているのかなと思えてうれしかったです。この講義を通して、どの内容が一番大切なのか、伝えたいのかということを気を付けて読んだり書いたりするようになりましたし、単語の選び方も弱い意味にならないように注意するようになりました。教授が言っていたこの授業の目標が"今までよりも少しだけでも良い文章が作れるようになること"だったため、その目標には少しでも近づけたのではないかと思います。

MUS109 Music and Theatre
 興味本位でこの授業を取った私にとって一番大変だったのは、レポートです。この内容が"自分でミュージカルを考える(1,500字)"というものでした。私は今まで物語など考えた経験がなく戸惑いました。しかも、歌のタイトルやどのような雰囲気なのかなども考えなければなりませんでした。歌詞は作成しなくて良かったのですが、このような内容のレポートは初めてだったため、非常に難しかったです。しかもレポートの得点の割合が授業全体の40%を占めていてmid-termやfinal-termのテストの割合よりも多かったのです。ビショップス大学を舞台にしてミュージカルを作成して何とか書き上げました。また、先生がフィードバックしてくれ、この展開はもっと早めに持ってきた方が良いなどというアドバイスももらいました。難しいレポートでしたが、なかなかこのような内容のものを書く機会がないため、留学生活ならではの良い経験になったのではないかと思います。
 期末テストは、mid-termと同じような形式でした。内容は"West Side Story"、"Les Miserables"、‟Cats"など前回のテストより現代のミュージカルになり、知っているものが多かったため勉強するのは楽しかったです。また、テストが不安な人たちを集めてグループをつくり、テスト前に2,3回一緒に勉強しました。テストは思っていたよりも難しく、結果がまだわかっていないため不安ですが、合格していることを祈ろうと思います。

 今学期では良い先生との出会いも多く、ESL211の教授は2年前の語学研修で教えてくれていた教授でしたし、ESL131の教授はユニークでもありますし、所作がとてもきれいでこんな女性になりたいと思えるような方でした。また、MUS109の教授は質問をしに行くといつも真剣に向き合ってくれて卒業論文のヒントをもらったり、日本について話したりしました。いろんな教授との出会いがとても印象的でした。 Reading Week・Easter Break
 3月3日から11日までReading Weekという名前ですが実質春休みがありました。私はこの休みを利用してニューヨークとボストンに行きました。ニューヨークでは年末の時に行けなかったブルックリンに行ったり、ブロードウェイでアラジンを観たりしました。ボストンではハーバード大学やマーケットなどに行き、旅行を楽しむことができました。
 3月の終わりの土日はEasterであったため、トロントに行ってきました。トロントではメジャーリーグでニューヨークヤンキースVSブルージェイズの試合を見に行き、田中将大投手を見ることができとても興奮しました。次の日は小さな島に行き、友人たちとサイクリングをしてのんびりと楽しい時間を過ごしました。最終日は念願だったナイアガラの滝を見に行きました。非常に迫力があり、近づくと水しぶきが雨のようになっていました。またパスポートを持って行ったため、アメリカに渡ることができ生まれて初めて歩いて国境を渡りました。アメリカ側からみるナイアガラの滝は教科書などでも見たことがなかったため新鮮でした。

カナダ側の滝

アメリカ側の滝

生活・休日について

 Reading Weekのあとの数日間、私は気持ちがまだ春休み気分のままで勉強に集中することができず、何にもやる気が出ませんでした。そんなある日の朝、食堂でご飯を食べていると、山本君がここにいるはずがない弘實さんと一緒に来たため、私は驚いたのとうれしい気持ちでいっぱいで非常に興奮しました。弘實さんが春休みを利用して、アメリカのセンター大学から私たちにサプライズで遊びに来てくれたのです。弘實さんのおかげで下がっていたモチベーションも上がり、一緒にシャーブルックを回ったり、勉強したりと充実した1週間を過ごすことができました。県立大学の友人はやっぱり特別だと思いました。
 この2か月間ではビショップス大学の学生たちが開催するイベントにたくさん行く機会がありました。私はMusicの講義を受講していたため先生にDrama専攻の学生たちのミュージカル『トムソーヤ』を観に行くように言われていました。私はミュージカルが好きなため楽しみにはしていたのですが、正直そんなに期待はしていませんでした。しかし、実際は演技や歌も本格的で鳥肌が立ちました。ほかにもCASAといってファッションショーと音楽が融合したショーが開催されたので見に行ったり、ダンスサークルの友人がいたためショーを見に行きました。また、日本語TAの小荷子さんと京都大学から留学に来ているふみさんが所属しているコーラスの発表会を聞きに行きました。2人が毎週練習に参加し、頑張っているところを見ていたので、発表会に行くことができ本当に良かったです。日本やフランスの曲もあり、きれいなハーモニーでした。8か月間一生懸命練習に取り組んできた2人を尊敬しています。
 この2か月間は本当にあっという間に過ぎていくと言われていたため、友人たちと過ごす時間も自然と今までよりも長くなっていたと思います。食堂で友人たちとご飯を食べたり話したりして過ごす時間が一番楽しくて、多い時で4時間も滞在することも何度かありました。また、思い出としてビショップス大学のパーカーを買いみんなで写真を撮りました。写真を撮るためだけにパーカーを買いましたが、とても良い思い出となりました。


 県立大学に来ていたマリアンヌとビショップス大学の卒業生で、食堂で働いているりょうさん2人の歌とギターを聴きに行きました

帰国について

 私たちは1回までなら変更可能な往復航空券を買っていたため、日本にいる家族に航空会社に電話してもらい、帰国日を変更して26日の飛行機で帰国することになりました。モントリオール空港の近くで前泊し、モントリオールからバンクーバーに行き、バンクーバーから羽田に着きました。待ち時間も合わせて約1日かかりました。

友人とのお別れ

 授業もだんだんと終わっていき、テストが終わると寮から出ないといけなくなるため、最後の1週間くらいは毎日といっていいほど友人とお別れしなければなりませんでした。授業を通して仲良くなった友人はテストの日にお別れで、また必ず会おうという約束をしました。ビショップス大学を立つ前日は友人が夜遅くまで一緒に過ごしてくれました。当日は大学から離れるという実感が全くないまま荷物をまとめ、寮をチェックアウトしました。朝からバスが来るまでの間ずっと友人たちが食堂で一緒に過ごしてくれ、最後まで普段通りでした。バスが来る頃になってようやく実感がわいてきて、離れるのが本当にさみしく、みんなの前で泣いてしまいました。今でも思い出すとみんなが恋しくて会いたくて仕方がないです。こんなに大切な友人に会えたことは留学での大きな財産となりました。

この8か月間のほとんどを共に過ごした大好きな友人たち

ビショップス大学から離れる日。
みんなが見送りに来てくれました

まとめ

 最後の2か月間は今までの人生の中で一番充実していて一番短く感じました。プレゼンの日とレポート締切日が重なったり、テスト期間中に就職活動もしなければならなくて頭の中がパンクしそうになったりしたこともありましたが、何とかすべてやり遂げることができました。また、この2か月ではカナダで出会った友人の大切さや留学ができていることに対してのありがたさをよりいっそう感じました。今はまだ帰ってきたばかりで、まとまりきれていないですが次回は1年間のカナダ留学を通して得たことなどを報告したいと思います。