ビショップス大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 岩佐優里佳<3号 2018年1~2月>

はじめに

 ビショップス大学での留学生活も早いもので半年が経ちました。カナダの気候は何となく春には近づいてはいますが、まだまだ寒い日が続いています。今回は、冬学期の授業やmid-termのこと、県立大学と日本語を勉強している学生とのパーティ、日ごろの生活について書きます。

授業・mid-termについて

ESL131 Business English
 ビジネスで必要とされる英語やマナーを学びます。毎週1つのテーマについて詳しく学んでいきます。例えば、クレーマーにどのように対応するのか、電話対応の方法などです。宿題は、面接で起こりうる会話を想定し、雇う側、雇われる側になって自分で会話文を作成するものや、ある企業に関するニュースを見て問題を答えるものなど、社会に出る時に役に立つことをたくさん学ぶことができています。また、プレゼンテーションで聞き手に伝わりやすくするための姿勢や話し方についてや視覚が大切だということを知ることができ、とても勉強になっています。

ESL 211 Advanced Writing
 このESLの授業は、ライティングというよりもプレゼンテーションやリーディング、文法を学ぶことがメインです。プレゼンテーションは毎週2,3人のグループに"新婚旅行の思い出"や"未来の車"などと少し変わった面白いテーマを課され、空想のストーリーを考えて発表します。毎週違うペアになり、話し合う機会がほかの授業に比べて多くあるため、ほかの学生と交流できる期間も長いですし、スピーキングの勉強にもなっていると思います。また、様々な発想を各自がするため、プレゼンテーションを作成する方も聞く方も楽しいです。リーディングでは、小説を1チャプターずつ毎週読み進めていきます。Mid-termのテストは2回に分かれて行われ、1つ目は小説についての内容や単語のテスト、2つ目は授業内で学んだイディオムや文法についてのテストでした。小説のテストは、しっかりと読んでいれば解ける問題ばかりでしたが、文法問題は少し難しかったです。

ELA116 Effective Writing
 文章に説得力を持たせるための書き方の手順や必要な要素を学びます。週2回の授業で、火曜日はどのような要素を取り入れるとより良い文章を作成することができるのかという講義です。自分の経験やデータの取り入れ方だけでなく、接続詞やコンマ、セミコロンなどの使い方も学びました。木曜日の講義はワークショップで、毎回1枚の絵やニュース記事などを題材に、自分の意見や要約を書きます。教授がステップごとに時間を区切って進めるため、どのように読み進めていけばよいか、どこを注目すると良いかなどだんだんわかってきているのではないかと思います。このワークショップをもとに毎週250字で文章を書きます。そして毎回フィードバックを受け取ることができるため、どこがいけなかったのか知ることができ、改善へつなげることができます。Mid-termはテストではなく、今までのエッセイをフィードバックをもとにして修正するものでした。どのように直せばいいかわからない時は、教授に質問したり、ライティングセンター(自分の書いた文章の内容や文法ミスなどをチェックしてくれるところ)に行ったりして修正していきました。

MUS109 Music and Theatre
 私はミュージカルを観ることが好きなため、興味本位でこの講義を受講しました。ゴールデンエイジと言われるミュージカルの全盛期に制作されたブロードウェイミュージカルを中心に、歴史や劇中の歌の特徴、作曲家について学びます。毎時間1つの作品に焦点を当て、初めの1時間は、作品の作られた背景、作者などについて学習し、そのあとの30分間で教授が選んだ歌を聴き、その歌はどのような要素を持っているか、どのような効果を与えているかなどを学びます。今まで歌がどのような役割を果たしているのかなどということを考えたことがなかったため、新しいことをたくさん知ることができます。最近は『Die Fledermaus』や『The Merry Widow』など知らない作品が多かったですが、授業が進むにつれて作品も新しいものになっていくため、後半の授業がより楽しみです。テストの内容は、音楽を聴いて作品名や作曲家の名前、どのような働きを持っているのかを答えます。また、授業内で習った専門用語などの意味を答えたり、短いエッセイを書いたりました。このテストがこの学期で最も苦戦しました。今まで学んだことのない分野であるため、理解できないところも多くあります。そのため、テスト前に教授に勉強方法など相談しに行きました。教授はとても優しく、おすすめの勉強法を教えてくれたり、親身になって話を聞いてくれたりしたので、テストも何とか合格することができました。

ビショップスの学生との交流パーティ

 1月26日に日本語TAの小荷子さんを中心に、日本語を学んでいるビショップス大学の学生と交流会を開きました。県立大学に留学したいという学生が少ないということから、県立大学や山口について知ってもらうためのプレゼンテーションをしたり、てんぷらなど日本料理を一緒に作ったりしました。
 また、日本の観光地や食、文化について話したり、折り紙を折ったりなどたくさんの学生たちと関わることができました。今まで日本語を勉強している学生たちと交流する機会がなかったため、山口のことを知ってもらったり、日本文化に一緒に触れることができたりした良い時間となりました。

生活・休日について

 最近は、遠出をしたりするのではなく、友人たちと食堂で話したあと、一緒に映画を観るか、勉強するかのどちらかで、のんびりと過ごしています。外が寒いこともあって、外出する機会が減ってしまいましたが、今まで以上に友人との時間が増え仲を深められていると思います。また、近頃は鍋や唐揚げなど日本料理を作って友人に振る舞ったり、一緒に料理をしたりする機会が多くなりました。フランスから留学に来ている友人の家に招いてもらい、日本料理を作って一緒に食べたり、フランスのワインを飲んだりしました。

 2月14日はバレンタインデーですが、女性から男性にプレゼントを渡すのは日本だけなのだと知りました。外国では男性からプレゼントを贈るそうです。私が普段お世話になっている友人にチョコレートを作ろうとスーパーで買い物をしていた際に、何人かの男性は花束を買っていました。それを見て、とても素敵な文化だと思いました。
 ビショップス大学にはカナダ人だけでなく、世界中から学生が学びに来ており、様々な国の人たちと出会うことができます。時々、政治について話すこともあり、みんなそれぞれの国のことやその周辺の時事をよく知っているのですが、私は日本について全然知らなかったため、恥ずかしくなりました。もっと自分の国のことを知らないといけないとカナダに来てより思います。

おわりに

 カナダでの留学生活も残りわずかとなりました。ここでできた友人たちと離れるのはとても寂しいですが、これからの残りの期間でもっと充実した時間を過ごせるようにしたいです。また、勉強面では期末試験もあるので気を抜かず、最後までやり遂げたいと思います。