ビショップス大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 別府空見子<4号 2018年3~4月>

はじめに

 日本では桜の季節も終わり、新年度がスタートしました。カナダはまだ肌寒い日があるものの、少しずつ暖かさが増し、本格的な春の訪れを感じます。いよいよ帰国の時が迫り、嬉しくも寂しい複雑な気持ちです。今回は冬学期の期末試験と、寮のチェックアウト、カナダでの新たな体験について報告します。

期末試験

 冬学期の期末試験は、4月の中旬から下旬にかけて行われます。秋学期と同様、全ての寮でQuiet Hourが実施され、図書館や食堂でも、夜遅くまで学生たちが試験勉強や課題に取り組んでいました。私が今学期に履修した授業の期末試験、期末課題の内容は以下の通りです。

EWP099 English Writing Proficiency
 期末試験は、与えられたいくつかのトピックからひとつ選び、それについて500字程度のエッセイを3時間以内に手書きで書く、というものでした。これまでレクチャーで学んできた文の構造や文法、エッセイの段落構成、そしてチュートリアルで個人的に指摘を受けた問題点などをふまえ、私は「図書館は市民にとって有益である」というテーマについて書きました。

FRE101 FrenchⅡ
 授業で学習した単語や動詞の活用、時制、前置詞の使い分けなどの理解を問う問題が出題されました。期末試験前最後の授業で、先生が試験の問題形式を事前に教えてくれていたので、試験本番では授業の総復習だと思い、落ち着いて問題を解くことができました。

ESL131 Business English
 これまで授業で学習した文法問題やビジネス英語に関する問題が出題されました。与えられたシチュエーションでビジネスレターを書いたり、ビジネス表現を使ったダイアログを書いたりしました。試験時間は約3時間と長く、TOEIC試験並みの集中力を要しましたが、期末試験前最後の授業で先生が手作りのカップケーキをふるまってくれたので、そのおかげで最後まで試験を乗り切ることができました。

Business English 授業担当のナンシー先生と、一緒に授業を受けた山口県立大学の先輩方

ELA116 Effective Writing
 これまでに提出した250字のエッセイ課題を先生のアドバイスや授業での学習をもとに修正し、Final Portfolioにまとめてオンラインで提出しました。

FIH100 Introduction to Art History
 期末課題として、授業で使ったテキストに関する質問に答える課題(900字×2問=1,800字)が出ました。1,800字の英語課題を1週間で仕上げるというのは思った以上に大変でしたが、これまでの授業内容を振り返りながら、1日ごとに書くノルマを決めて、何とか締め切りまでに提出できました。

 最終成績は、前学期同様オンラインで後日確認できます。また単位交換のための申請も忘れず行います。秋学期よりも課題や試験が多く大変な時もありましたが、その分達成感があり、また日本人のいない授業をいくつか履修したことで、コミュニケーション能力や積極性も高まったのではないかと思います。

寮のチェックアウト


寮の入り口に書かれた学生たちからのメッセージ
 ビショップス大学では、試験が終わると、まだ試験を控えている学生に配慮して、24時間以内に寮をチェックアウトするという決まりがあります。部屋の掃除やゴミ捨てを済ませた後、Residence Assistantの学生にチェックアウトの手続きをしてもらいます。不要になった毛布や衣類、洗剤などは、Patersonという寮のフロントに持って行くと無料で引き取ってもらえます。
 チェックアウトを済ませて寮を出ると、入り口付近に、寮の学生が試験への応援やお別れのメッセージを書き残しているのを見つけ、ビショップスらしいなと感動しました。

シュガーシャックとイースターウィーク


みんなでメープルタフィー

ホストマザーにいただいたにわとりチョコ

 3月下旬に、ビショップス大学で日本語教師として勤めておられる日沢勝則教授と奥様の引率で、シュガーシャックに参加しました。大学から車で1時間ほどの場所にある山小屋のベジタリアンレストランで食事をし、そり滑りをして遊びました。日が沈んだ後は、"メープルタフィー"と呼ばれる、熱いメープルシロップを雪の上にかけるカナダならではの食べ方を楽しみました。県立大学で初めてお会いしたValsan先生とそのお子様をはじめ、先日シャーブルックに引っ越してきたアメリカ人と日本人のご夫婦、以前県立大学へ交換留学に来ていたキャサリン、ビショップスで日本語を学ぶ学生たちなど、賑やかなメンバーと一緒に楽しい時間を過ごしました。その日の気温は山奥にいたこともありマイナス15℃越えの寒さでしたが、帰り際に見た満点の星空は今まで見た中で一番綺麗で、一生忘れられない思い出になりました。
 また、4月の初旬には、日本ではあまりなじみのないイースター(復活祭)がありました。イースターでは、家族や親戚が集まってパーティを開き、ウサギや卵の形をしたチョコレートを贈る習慣があります。私もホームステイ先のイースターパーティーに参加し、ホストマザーから鶏の形をしたチョコレートをプレゼントしてもらいました。カナダにはこうした行事がたくさんあり、行事ごとに異なる食べ物や装飾を用意し、大切な人とみんなで過ごす文化は、とても素敵だと思いました。

おわりに

 出会いに別れはつきものと言いますが、期末試験が終わり、ビショップスの友人たちが自分の国へ帰って行くのを見送るたびに、さみしい気持ちでいっぱいになります。ビショップスで知ったこと、感じたこと、学んだことを糧に、そして友人とつくったたくさんの思い出を忘れずに、帰国後の大学生活を有意義に過ごしていきたいです。