ビショップス大学(2017年度交換留学生)国際文化学科3年 別府空見子<1号 2017年9~10月>


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 交換留学生としてビショップス大学へやって来て、早くも2か月が経ちました。来た頃は夏服で過ごせていましたが、11月に入って気温が一気に下がり、本格的な冬の訪れを感じます。日本を飛び立ち、現在に至るまでに起こった様々な出来事を振り返ります。

出国から入寮まで

 ビショップス大学は、カナダ東部ケベック州シャーブルック市という場所にあります。宇部空港から羽田空港、バンクーバー国際空港へと飛行機を乗り換え、モントリオールのピエール・エリオット・トルドー国際空港に到着しました。モントリオールのバスターミナルからシャーブルック行きの高速バスに乗り、Downtown Sherbrookで下車しました。そこからは、市バスに乗ることができなかったためタクシーに乗り、ビショップス大学に無事到着しました。航空券は往復で約24万円かかりました(旅行会社への振り込みの際に手違いがあったため、通常の料金より2万円ほど高くなってしまいました)。バンクーバー国際空港で学生ビザの申請を行いましたが、予想以上に申請する人の数が多く、ビザを受け取るまでにかなりの時間を要しました。日本を発って大学に到着し、入寮の手続きを済ませ、日用品の買い出しまでを一気に行ったため、その日の晩は、移ったばかりの新居で爆睡したのを覚えています。

フロッシュウィーク


フロッシュウィークの様子
 入寮してから授業が始まるまでの間に、フロッシュウィークという期間が1週間ほどあります。一言でいえば、9月から入学してきた学生を歓迎するオリエンテーション期間です。自分の気に入ったチームに入り、その仲間たちと様々なアクティビティーに参加します。それぞれのチームにはJUDGESとよばれる学生がおり、彼らを驚かせたり印象に残るパフォーマンスをしたりすると、コインをもらえます。そしてそのコイン数が最も多かったチームの優勝です。このフロッシュウィークで様々な人と出会い、友人もたくさんできました。ビショップスは、カナダでも指折りのパーティー大学と言われています。学生たちの熱気に圧倒されつつも、彼らとの絆を深め、全力で楽しむことができました。

授業

 今学期私が履修した授業は、以下の4つです。ESL (English Second Language) と呼ばれる、英語を第二言語として学ぶクラスを主に履修しています。教科書は購入かレンタルを選ぶことができますが、私は全て購入しました。また、購入の場合も多くは中古と新品を選ぶことができます。それでも教科書代は日本より比較的高く、合計で3万円ほどかかりました。

ESL121 English Grammar: Tense & Idiom
 この授業では、教科書を用いた文法学習をメインに行います。時制や冠詞、不可算名詞など、ほとんどは日本で学習してきた内容ですが、いざ問題を解いていくと、いかに自分の培った知識が曖昧なものであったかを痛感させられます。また、自分の興味のあるトピックについての個人プレゼンテーションも行われ、正しい文法や語法で話せているかを主に評価されます。プレゼンでは多くの学生が自分の出身地やその文化を紹介するので、世界旅行をしている気分になれますし、どれも興味深いです。中間試験は、授業で学習した文法を問う筆記問題でした。

ESL126 Oral Discourse I
 授業名の通り、主にスピーキングとリスニングの力を養う授業です。チームに分かれて模擬裁判やディベートなどを行います。ESLといっても、多くの学生は英語を流暢に話すことができます。初めは彼らとの実力の差に驚き戸惑いましたが、ペアワークやグループワークで会話を重ねるうちに打ち解けあい、少しずつですがスムーズに言葉を交わせるようになっています。中間試験は、授業で学んだ語彙を問う筆記問題のみでした。

ESL210 Advanced Writing & Text Analysis
 この授業では、短めのエッセイを読んでThesis, Purpose, Audienceなど筆者の表現方法や考えを読み解いていくものです。数人グループで意見を交換しあい、クラス全体でもそれぞれの考えを共有します。多くの学生は先生が話している間にも発言や質問をしており、日本とは異なる学生の積極的な姿勢に日々刺激を受けています。また、定期的に1,000字程度のエッセイ課題の提出があります。中間試験では語彙、文法問題とエッセイを書く問題が出されました。

FRE100 French I
 フランス語初心者向けの授業です。フランス語の学習自体もそうですが、英語でフランス語を学ぶということの難しさを感じています。定期的に小テストが行われるので、日々の予習復習は欠かせません。教科書は全てフランス語で書かれているため、分からない所があればフランス語が母語の友人に質問し、はっきりと理解するまで説明してもらうことを心がけています。

 Fall Semesterは9月初旬から12月中旬までの約3か月間です。中間試験が終わり一安心かと思いきや、提出課題やクイズもまだ残っており、Semesterの終わりには期末試験が待っています。課題やテスト準備は早めに取り組み、友人と助け合いながら、確実に単位を取得し、納得のいく成績をもらえるよう頑張ります。

寮生活

 ビショップス大学には全部で6つの学生寮があり、それぞれ異なる特徴を持っています。私はMackinnonという寮の三人部屋に住んでいます。本来、希望していた場所ではありませんでしたが、家賃が他の寮よりも安く、食堂や授業がある建物との距離も近いので快適です。しかしMackinnonはパーティー好きな学生が多く住むことで知られており、Gaitと呼ばれる場所でパーティーがある日や、ハロウィンなど特別な行事がある日は真夜中まで騒がしく、時折眠れない夜もあったりします。

休日の過ごし方

 週末など授業がない休日は、学内にあるジムで運動したり、図書館で勉強をしたり、バスに乗って友人とご飯を食べに出かけたり、パーティーをしたりしています。ホームカミングやハロウィンのパンプキンカービングなどの祝日、行事は初めての経験だったので、驚きの連続で、とても楽しかったです。

県大の先輩方、現地で仲良くなった学生と参加したマラソンイベント

パンプキンカービング

おわりに

 ずっと憧れていたカナダ留学の夢がついに叶い、今こうして留学生活を送れていることに大きな喜びを感じると同時に、経済面はもちろん、離れていても常に私を支えてくれている両親や祖父母に感謝の気持ちでいっぱいです。この2か月間を振り返ってみると、本当にあっという間でした。自分の英語が相手に中々伝わらなかったり、授業内で積極的に発言できなかったりと、自分の英語スキルや自身の未熟さに落ち込むことが多々あります。それでも失敗を恐れず、常にチャレンジ精神をもって、ビショップス大学で出会った仲間とともに、残された一日一日を大切に過ごしていきたいです。