ラップランド大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 山根沙千<1号 2017年9~10月>


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'Kiitos!'(キートス!)
 これは私がフィンランドに来て初めて覚えたフィンランド語の挨拶で、「ありがとう。」という意味です。8月下旬に日本を旅立ってから早2ヶ月が過ぎ、私が住んでいるロヴァニエミでは雪が積もりはじめ、気温が0度以下になるのも当たり前になりました。感覚的には冬なのに、日本での日焼け痕がまだまだ残っていて不思議な感じです。

 私は今、ラップランド大学から自転車で約20分のところにあるKuntotie(クントティエ)というところに住んでいます。そこには私同様に沢山の留学生が住んでいて、形態は1人部屋から最大6人シェアまで様々です。私のフラットメイトはイタリア人、フランス人、アルバニア人、そして日本人がもう2人いて、計6人で毎日共同生活を送っています。とても仲良しで、一緒に食事しながらよくお互いの国の文化を比較したり、言語を教え合ったりしています。こちらの文化でも金曜日は特別なようで、パーティー好きなフラットたちは日々の疲れやストレスをNight Clubで発散しています。パーティーにはフィンランド人学生はもちろん、多くの留学生が来るので、ただ楽しいだけでなく新たなコミュニティを築くのに良い場所でもあるのです。


突然始まるフラットとのハグタイム

パーティーの帰りに友達と


 旅行する時はもちろんのこと、滞在先で気になることといえば'食べ物'です。食べることが大好きなので、フィンランドでの食事が自分の口にあうかどうか心配でした。基本的には朝と夜は自炊をしていて、昼は学食を利用しています。自炊では主にパスタ、ライス、ポテトを食べています。どこのスーパーでもお米を手に入れることができ、味もそこそこ日本のものと似ています。また、少し高いですが醤油やみりんといった調味料も一部のスーパーで手に入れることができるので、日本食が恋しくなっても困ることはそんなにないかと思います。私は最近、Porridgeというオートミールのおかゆをシナモンやベリーと一緒に食べるのにはまっています。また学食はStudent Unionに入会し会費を払えば、1日に1回だけ2.6€でランチもしくはディナーを楽しむことができます。サラダとメイン、もしくはスープを選ぶことができ、毎日メニューが変わるのであまり飽きることはありません。また、大学内には3つのレストランがあるので日によって気分で場所を変えています。とっても美味しくて安く食べれることから、多くの学生に愛されています。

毎日自炊

2.6€の学食。ビーツのクリーム煮


 フィンランドといえば、やはりベリーが有名です。フィンランドでは夏から秋の始まりにかけて、ベリーを沢山採ることができます。私もアパートのすぐ横にある草むらで沢山のブルーベリーを摘みました。近くの草むらと言われてもイメージしにくいと思いますが、本当にその辺の道端にベリーが生えているんです。採ったブルーベリーは、パイやジャムを作るのに使いました。今となっては自称ブルーベリーおばさんを名乗っています。これからもっとフィンランドならではの素材を使ったり、フィンランド人に愛されている食べ物を作ったりするのに挑戦したいと思っています。ちなみに直近では、フィンランド人の老若男女に愛されているシナモンロールを作りました。山口に帰ったらフィンランド流シナモンロールを作るワークショップをしてみたいです。

道端のベリー

摘んだブルーベリーのジャム



初めてのシナモンロール作り

Porridgeにクラウドベリーとシナモンをかけて


 私は留学する直前まで、東京の古着屋で働いていました。将来、海外の古着や小物を扱う仕事がしたいからです。具体的にはバイヤーになりたいと思っていて、そういった経緯から、今回の留学でもフィンランドの古着市場について知りたいという目的を持っていました。ロヴァニエミには私が現在知っている限りでは4つのセカンドハンドショップがあり、多くの留学生が生活用品を求めて訪れます。新品を買うよりはるかに安い値段で手に入れることができるので、特にこだわりが無い限りは服を含め日本からは持っていかず、現地で調達するのをおすすめします。使用感の少ないものであっても50¢~10€くらいで買えます。私の視点から見てもこちらのセカンドハンドショップは魅力的です。2週間に一度、多いときは週に二、三度訪れます。日本では付加価値の高いとされるものも時々見かけるので、私にとってバイイングを練習するためのいい機会になっています。

1枚1€で買えるスカーフ

ゴブラン織りのバッグなど