センター大学(2017年度交換留学生)国際文化学科3年 田中敦生<1号 2017年9~10月>


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はじめに

 時の流れは早いもので、センター大学に来てからもう3ヵ月が経とうとしています。私はこのセンター大学へ留学するために県立大学を選んだと言っても過言ではないため、留学が始まるのを非常に楽しみにしていました。まだまだ交換留学は始まったばかりですが、日本にいる時とは比べ物にならないほど充実した生活を送れています。今回は、私なりに特に印象的に感じたことなどを交えながら、センター大学での生活や学びの体験について述べます。

アメリカ留学生活スタートです

日本からアメリカへ

 センター大学から8月15日中にケンタッキー州に到着するように指定されていたため、夏休みは始まったばかりでしたが早々と日本を発ちました。夏休みが少ないのは交換留学におけるデメリットの一つと言えるかもしれません。日本からアメリカはやはり遠く、私の場合乗り継ぎが2回あり、合計14時間ほどかけてセンター大学へ向かいました。長旅でしかも席は窮屈、両隣にアメリカ人が居たためアメリカに到着する前に相当体力が削られましたが、特に問題などはなく無事に最寄りの空港に到着しました。その後は迎えに来てくれたセンター大学のISOL(International Student Orientation Leader)の学生と大学へ向かいました。センター大学の交換留学生は私のほかに3人いますが、飛行機のチケットは皆別々で取っているため、全員が集合したのは大学に到着し、一晩経った次の朝でした。ついに待望のアメリカ留学の始まりです。

Campus Center 食堂があるためご飯時には多くの学生が集まる

センター大学での生活(秋学期開始前)

 授業が始まるまでに、留学生は一般の学生とは別に留学生用のオリエンテーションが用意されていました。授業も始まっていないのに連日やることが多く、先が思いやられましたが、このオリエンテーションを通してほかの国から来た留学生たち(主に中国人)とも仲を深められたため、楽しく過ごすことができました。ISOLの学生もとても親切な子ばかりで、センター大学の留学生の受け入れ体制は非常にしっかりしています。ただ、初日から寮のシャワーが水しか出ないというアクシデントがあり、日本ではまずそういった問題が起こることはないため、変なところが大雑把でやはりここはアメリカなんだと感じさせられました。

ちょうど皆既日食があり、みんなで見ました

センター大学では微妙に緯度がずれ、太陽が完全に消えることはありませんでした



秋学期開始前に学長宅でピクニックがありました

留学生たち。みんな元気です


秋学期開始

 そんなこんなで秋学期がスタートしました。私がこの秋学期に取っている授業は以下の5つです。これらは日本にいる時点でセンター大学にメールを送り履修登録を行います。アメリカ人の学生は、専攻に合わせて授業を取るために取れる授業は限られていますが、交換留学生は必須科目がないため、好きな科目を自由に取ることができます。ただ、その自由さが仇となり、なかなか決めきれないので履修登録は非常に悩みました。県立大学と同じように初めのうちは体験のようなもので、難しい、自分に合わないと感じた場合はその期間であれば履修の変更をすることも可能です。

Fall Term - 2017
CourseTitle
SOC 110Intro to Sociology
PHI 140An Introduction to Ethical Thinking
REL 150Western Religious Traditions
ARS 250Introduction to Photography
MUS 192Centre Jazz
SOC 110 Intro to Sociology(月・水・金 9:10~10:10)
 この授業はいわゆる社会学の授業です。アメリカの社会問題などと絡めながら、それについて社会学的な視点から議論をしたり、初歩的な社会学の理論を学んだりします。日本人である私と他の学生では、考え方や経験してきたことがまるで違うため議論は毎回白熱します。100番台の授業は基本的に入門の授業で、クラス名もIntroとなっています。そのため宿題も200番台以上の授業と比べると少ないはずなのですが、アメリカの大学に慣れていない私にとっては授業開始から今に至るまで楽だと感じたことは一度もありません。基本的に毎回教科書を20ページほど読んでくる宿題があり、もちろん本は英語であるため最初のうちは1時間の授業のために3,4時間費やして教科書を解読していました。今でも2時間はかかります。授業内容自体は日本語であればそう難しくはないのでしょうが、言葉の壁があるため非常に難しく感じます。また、アメリカ人学生は日本人学生と違い積極的に発言をするため授業のスピードが速く、いくら予習をしても授業についていけていると感じたことはありません。これは、どのクラスについても言えます。

PHI 140 An Introduction to Ethical Thinking(月・水・金 10:20~11:20)
 倫理学の授業です。倫理学の理論について実例を交えて学びつつ、その理論を使って小グループで議論をしたりディベートをしたりします。ここでも人生で経験してきたことが違うことから、意見が真っ二つに割れることも多くあるため、参加していて非常に楽しい授業です。どちらが正しいかということを決める授業ではないため、日本にいるだけでは知ることのできない、いろいろな視点から物事を見ることができるので、授業に行くたびに知識が増え頭がよくなった気分になります。その分、この授業の後は精神的にとても疲れますが、授業が終わればお昼ご飯が食べられるため問題ありません。

REL 150 Western Religious Traditions(月・水・金 8:00~9:00)
 西洋宗教についての授業です。個人的にこの授業が最も難しく感じます。センターの学生は皆、西洋の宗教のうち何かしら一つは知っており、宗教には共通性があるため理解もしやすいですが、知っていても仏教ぐらいの私には予備知識もなく、すべてが大変です。リーディングも多く、1回につき100ページ課されることもざらです。テストも多く、これから学期末にかけて一番力を入れなければいけません。

ARS 250 Introduction to Photography(月・水 12:40~13:10)
 一眼レフカメラの構造や機能、またフォトショップなどのソフトで写真編集技術を学ぶ授業です。週に一度、テーマを提示され、それに沿った作品を作り、授業内ではお互いに批評しあいます。私はこの授業のために新しい一眼レフを日本から買ってきたので、一種の趣味のような感じで唯一、楽に過ごせる授業です。授業のために週に200枚ほど写真を撮りますが、楽しいため全く苦ではありません。しかし一度だけプレゼンがあり、そこではやはり自分の英語力のなさを痛感しました。

写真学の教室。作品を壁に貼って批評しあいます

MUS 192 Centre Jazz
 ジャズミュージックを主に練習する発表主体の授業です。

 上でも述べているように、非常に宿題や予習などが多いため、完璧に準備して授業に臨めることは稀です。うまく取捨選択して乗り切っています。

寮生活

 センター大学では、ほぼすべての学生が寮に住んでいます。私も例外ではなく、ルームメイトはアメリカ人の男性です。人によって当たりはずれがありますが、私のルームメイトはおとなしすぎて、まだろくに話したことがありません。電気を消していいかなどの会話しかしないため、少し寂しい気もしますが逆に干渉されないので過ごしやすくもあります。



日常生活

 授業以外は基本的に授業の予習復習をしないと授業についていけません。が、その合間を縫って友達の車で1時間ほどかけて近場のレキシントンやルイビルに遊びに行くこともあります。センター大学のあるダンビルに比べて発展しているため、ショッピングや食事などいろいろ楽しむことができるので、息抜きになっています。また、アメリカの食事は日本の食事よりも太りやすいと感じるため、週に3,4回はキャンパス内のジムに通っています。おかげで太るどころか筋トレに目覚めました。

みんな自由にいろんな場所で勉強します

ジムです。いろんな器具が揃っています


 10月には秋休み(Fall Break)で5日ほど休みがあり、旅行したり帰省したりさまざまな人がいますが、私は寮に残り、2日ほどは遊びに出かけました。11月末にも休みがあるため、またどこかに行ってみたいと思っています。

Fall Breakにカボチャ狩りに行き、カボチャの王様になった時の写真です

動物園にも行きました


 アメリカに来てから3ヵ月が経ちましたが、慣れないことも多くあり、長いようであっという間でした。これから秋学期も最終局面に入り、期末テスト(Final Exam)も待っているため、悔いの残らないよう全力で勉強に励みたいと思います。

キャンパスはすっかり秋模様です。次の報告は雪景色になると思います


Norton Center 大学周辺に何もない代わりに毎日劇や講演会などが行われます

センター大学の校訓。私もDo my bestしてNo regretsになるように頑張ります