ナバラ州立大学(2017年度交換留学生)国際文化学科3年 園田美海<1号 2017年9~10月>


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 家族や友人に明るく送り出してもらい、こちらでの新たな生活が始まり2か月少々経とうとしています。幼いころから抱いていた海外で生活してみたいという夢を今叶えることができています。到着したころ、夏だった季節も秋になり、街路樹が綺麗に色づき冬になろうとしています。スペインでの生活で日々感じることは、人と人との距離が近いことです。日本にいたころよりも人に助けられて生きているということをひしひしと感じています。
 関西国際空港からドバイ経由でバルセロナに着き、バルセロナからパンプローナまでの道中、私はスペインで暮らす人々の優しさ、人懐っこさにすでに触れることができました。バルセロナの空港からサンツ駅まではタクシーだったのですが、初めて見るスペインの景色に目を輝かせていた私に、タクシーの運転手さんはスペイン語教室を開いてくれました。最後には駅でのチケットの買い方まで教えてくれました。駅に着いてからはチェックインカウンターで荷物を台に載せる時、前に並んでいたおばあちゃんの荷物を手伝うと、おばあちゃんは私の荷物を上げるのも手伝ってくれました。私の荷物の方が絶対に重いのに優しい笑顔のおばあちゃんでした。パンプローナ駅に着いてから家族に会いに来た女性とエレベーターで一緒になりました。話しかけられてもうまく答えられない私を見てスペイン語が話せないと分かったのかすごく心配してくれて、私が行く大学の学生寮までの行き方を家族と相談してくれました。私はバスで行こうとしていたのですが、バスではすぐに行けないという結果が出たらしく、タクシー代を私にくれました。何度断っても譲らない女性とその家族のご厚意に甘え、たくさんお礼を言ってタクシーで無事、学生寮に着くことができました。
 パンプローナに到着してから大学の学生寮を借りている1週間の間に留学中に住む家を探しました。大学のオリエンテーションで紹介されたwebページを見て目星をつけていたものの、スペイン語で大家さんと電話ができなかったため、1人で行き詰っていました。さらに、留学中にスペインでの生活を手助けしてくれるはずの私のバディはそのころドイツに交換留学中で頼ることができませんでした。そこで、オリエンテーションで出会ったメキシコ人の女性に連絡を取り、シェアハウス探しを手伝ってもらうことにしました。目星をつけていたシェアハウスに電話していったのですが断られ続け、最後の望みでかけた電話番号が私の今住んでいる家の番号でした。この番号は町中に点在しているlocutorioの店先に貼ってあるシェアハウスに住む人を募集した電話番号でした。見学に行くとエクアドル人の姉弟が出迎えてくれ、私が何か思うより前に友人たちがすごく気に入ってくれ、すぐに住むことが決まりました。さらに一緒にシェアハウス探しを手伝ってくれたメキシコ人の男性も住みたくなったらしく、ルームメイトも決まりました。現在はメキシコ人の男性とコロンビア人の男性とエクアドル人の家族と6人でホームステイのようなシェアハウスをしています。こんなにもラテン色満載な家に住むことになるなどここに来るまで想像もしていませんでしたが、毎日家のどこからか音楽や笑い声が聞こえてくるこの家が大好きです。
 スペインに来て、まず困ったのが食べ物です。自炊をしなければならないのですが、スーパーに売ってあるものが日本とは違うため、何をどうやって調理したらよいのか分かりませんでした。そこでエクアドル人のルームメイトにスペインでの料理のやり方を米の炊き方から教えてもらっています。もちろん炊飯器はなく、鍋を使うのですが油や塩を使うなど米の炊き方も日本とは異なります。時にはウサギやザリガニなど驚く食材を口にすることもあります。
 ナバラ州立大学に留学して生活や留学生との交流を通して今まで知らなかったことにたくさん遭遇します。メキシコのあいさつはキスが1回なこと。トルコはハグが2回。トルコと韓国と日本は言語が仲間なこと。日中にシャワーをするラテン人にとって、夜シャワーをする日本人は異質なこと。10月1、2日はメキシコの死の日で日本のお盆にすごく似ていること。スペインの車はミッションでたまに下がっていること。ラテン人はよく歌って踊ること。コロンビアは毎日パーティーなこと。日本を知っている人が多いこと。ここでは自分が外国人なこと。NOと言う勇気が時に必要なこと。日本にいる時よりも危険と隣り合わせということ。毎日様々な発見があり、小さなことでもとても面白いと感じます。この発見をさらに増やしていって残り8か月も充実した留学生活にしたいです。


ルームメイトとフランス、トゥールースへ
車でたった4時間の国外旅行ができるなんて...ヨーロッパは素敵です


カタルーニャ旗でいっぱいのバルセロナ(10月6日)

朝日に照らされるサクラダファミリア:
朝昼晩と違う顔を見せてくれました



毎週木曜日の夜はフエビンチョ:ピカソのゲルニカの前に集合しました

公園で多国籍ピクニック:メキシコの飴はとても辛いです