ナバラ州立大学(2017年度交換留学生)国際文化学科2年 西野陽香<1号 2017年9~10月>


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 私は8月26日にスペインに着いたので、既に2ヶ月と少し経ちました。始めの1週間は特に、スペイン語も英語も不安ばかりで他にも問題がたくさんありとても心細かったですが、今ではすっかり慣れてしまいました。そこで、この2ヶ月で私が大変だと思ったことや、伝えたいことを書きます。

始めの1週間

 私が最も大事だと思ったことは、スペインにいつ来るかということです。ナバラ州立大学の前期は9月1日から始まります。それに伴って、オリエンテーションや留学生同士の交流は、前期が始まる前から行われます。また、1週間前の8月25日からは語学学校で無料の短期集中講座があり、それに参加するため1週間前には到着するようにしました。しかし、私は用事があり、2人の先輩たちより遅れて8月26日に着き、途中からそれに参加しました。23日に1回目のオリエンテーションなどがあり、それに参加していない留学生や、後から来た留学生たちは31日の2回目のオリエンテーションに参加します。私は1回目のオリエンテーションに行けなかったため、他の留学生の友達もおらず、ピソ探しもどうしたらいいかわからず、1回目のオリエンテーションからいたらよかったと、とても思いました。2回目のオリエンテーションまでの1週間は本当に長く感じました。
 2回目のオリエンテーションでは、新しい友達や大学のシステムをしっかり聞くことができ、やっと安心できました。
 次の大きな課題は、ピソ探しです。そのピソ探しも2回目のオリエンテーションから来た人たちはもう遅く、ほとんどのピソが埋まっており、やむなく寮で生活するという人が多かったです。私もぎりぎりで見つけることができました。運が良かったです。
 このように、早めにスペインに来ると生活に慣れたり、ピソ探しにも余裕があったりと、いろいろなことを大学が始まる前に済ませることができます。9月1日からでは、たくさんの情報やしなければいけないことが一度に来て、本当に大変なので、なるべく1回目のオリエンテーションまでに来るということをおすすめします。来るか来ないかで全然違うと思います。

始めの1週間に起きた問題

携帯
 私はこっちに来て、SIMカードを購入して自分の携帯に入れて使用しようと考えていました。もしSIMカードを使うなら、すべての設定を店員さんにその場でしてもらうことが大切です。私はたまたま店員さんが何もしてくれず、そのあと数日間ネットが使えず、日本の携帯会社にも連絡したり、本当に大変でした。結果的に中心地にあるSIMカードを買った携帯会社に行って使えるようにしてくれましたが、その数日間は外でネットが使えなかったので、とても不安でした。また他のSIMカードを買った人と一緒に行く方がいいと思います。

荷物
 恥ずかしながら、私はパソコンを日本に忘れてしまいました。すぐに親に日本から送ってもらいましたが、結局自分の手元に来たのは1ヶ月以上経ってからです。スペインの郵便事情(correo)は本当に悪いです。スペインからポストカードを出しましたが、それも1ヶ月かかりました。荷物は、極力送らない方が安全だと思います。その時に私はたまたま出会った日本語が話せるスペイン人の学生に助けてもらいました。1人で郵便局に行ったりもしましたが荷物は日本に戻ったと言われ、本当に焦りました。その人がいなかったらどうなっていたかと考えると本当に恐ろしいです。

現金
 これは問題ではないですが、スペインに来てすぐは現金が必要な場面がたくさんあります。私はとても危険ですが、現金を30万円くらい換金して持って来ました。マドリードに着いた時にマクドナルドの中でスリを目撃しました。それくらい都会はスリが多いです。口座を開設する時、家賃、家賃の保証金など、初めは現金で大きなお金が必要になります。他にも方法はいろいろありますが、私は一番危険だけど簡単な方法で持って来ました。よく考えた方がいいと思いますが、本当に初めのうちは特に現金は必要です。

ピソ探し

 ピソとは、アパートのようなもので数人で暮らします。そのため、月々の家賃は最低で20,000円くらいのところから40,000円以上のところなど、いろいろあります。でもほとんどのところが33,000円前後です。その家賃の中に電気代、水道代、ガス代、インターネット代が含まれているかいないかも重要です。私の場合は、月34,000円くらいで電気代など全て含まれています。私は全て含まれている方が楽だと思います。2人のスペイン人の女性と暮らしています。
 ピソを見つけるためには、大学のホームページから探したり、不動産屋に直接行ったり、多くの留学生が所属しているグループのFacebookで呼びかけたり、方法は様々です。私は2回目のオリエンテーションで知り合った留学生にピソが載っているホームページを教えてもらい、そこから片っ端から電話して聞きました。1回目のオリエンテーションに行ってなかったため、スペイン語ができる留学生と友達になっていなかったのと、私のバディがその時スペインにいなかったことで、身近にスペイン語でピソのオーナーとやりとりしてくれる人がいませんでした。でも、1人ですることもできなかったので、寮にあったスペイン語の家庭教師のチラシを見て、スペイン語の授業の話を聞いてみたいと連絡をとっていたので、ダメ元でピソ探しを手伝ってほしいと頼んでみると、快く引き受けてくれて、寮まで来て、たくさんのピソに電話をしてもらいました。でも、どこのピソも既にいっぱいだったり、忙しかったりで、全てに電話をかけて、明日見に行けるところを1つだけ見つけました。そして次の日またその家庭教師の人が一緒について来てくれました。そこは大学からは歩いて20分くらいのところでした。バスでも通えるけど、大変だと思い、また他のところにまた電話をかけてもらいました。そして、大学の近くのピソを見つけ、今から見に行けるということで見に行き、もう他にないと思いその場で決めました。先ほども言いましたがもう少し早く来ていれば、もっといろいろなピソを見ることができたのではないかなと思います。スペイン人と生活することで、スペイン語も教えてくれるし、とてもいいことだと思います。でも、私のルームメイトは2人とも週末には必ず実家に帰ってしまいます。そのため、週末は何もなければ1人で過ごしています。それは自由に何でもできますが、同時に寂しくも感じます。また留学生の行事にも一緒に行くことができないため、身近に留学生がいる環境の方がいいのかなとも思い、後期からは他のピソに引っ越してみようかなと考えています。

履修登録

 前期が始まって2週間以内に履修登録を行います。その間は自由にいろいろな授業を受けてみることができます。「留学生のためのスペイン語の授業( HABILIDADES COMUNICATIVAS EN ESPAÑOL COMO LENGUA EXTRANJERA I)」と「留学生のためのスペインの文化の授業(LENGUA, CULTURA Y LITERATURA HISPÁNICAS I)」そして語学学校でもスペイン語の授業と英語の授業をとっています。語学学校は授業料がかかりますが、大学のスペイン語の授業の復習や予習、また新しいことを学んだりできるので、後期もまた受講しようと思っています。英語は、大学にもあって、英語圏ではない留学生は何人か取っています。私は大学にあることを知らなかったので、語学学校で取りました。でも後期は大学の英語を受講しようと思っています。それは、単位交換をできればしたいと考えているからです。語学学校の英語では単位交換はできません。でも、語学学校の英語は他のスペイン人と受けるため、日本の文化にとても興味を持ってくれ、たくさん会話ができます。また小規模のクラスなので先生も1人ずつ当てたりするので、授業料を払う価値は充分にあると思います。
 他の留学生の多くは自分の大学と同じ学部に所属しているため、専門的な授業をたくさん受講しています。しかし国際文化学部がないため、興味があればもちろん受けることはできますが、やはり専門的でさらに英語かスペイン語で行われるため、難しいと思います。私は、特に興味のある科目がなかったので、後期も言語や文化に専念しようと思っています。

学生査証

 留学ガイドブックにも書いてあると思いますが、ピソが決まったら次に学生査証を申請しに行きます。申請しに行く場所は警察と書いてあったのですが、大学に聞いて教えてもらうと、警察ではなかったです。何がいるか分からなかったので申請しに行く時は、パスポートくらいしか持って行っていませんでした。でもそこでいろいろと必要書類を教えてもらい、次に来る日を予約してその日までに揃えるように言われました。そこで一番大変だったのが、住民票です。市役所で申請しますが、まず、申請しに行くために電話をしなければいけません。私は運良く英語が話せる人に当たりましたが、スペイン語しか話せない人が多く、通じない時もありました。名前と電話番号を伝え、日時を予約したらその日までに、自分のピソの証明書をピソのオーナーにお願いして、それを持って行きます。それとパスポートさえあれば住民票は手に入ります。あとは、申請料を銀行から払ったり、入学証明書をコピーしたりすれば、大丈夫です。あと、一番大事なのが証明写真です。日本でビザの取得の時に背景が白の証明写真を撮りますが、それを絶対に持って来ておくといいと思います。パンプローナには証明写真を撮る機械はめったに見ないので、忘れないようにしてください。それらをもって、申請し、1ヶ月後に学生査証を受け取ることができます。
 前年の先輩たちはどうだったのかよくわかりませんが私は全て自分でしましたが、とても大変でした。頑張ってください。

AEP(Asociación Erasmus Pamplona)

 これは、大学にある留学生のための団体です。AEPがほぼ毎週いろいろな行事を企画してくれます。このイベントにたくさん参加することも、とても大事だと思います。先月、留学生によるかくし芸大会のようなものがあり、河野美咲さんと私は県立大学でcolorfulに入っていたこともあり、2人でダンスをして、見事、優勝することができました。そのおかげで、その後多くの留学生に声をかけてもらいました。知らない人からも知ってもらえ、友達が増えたので本当に出てよかったと思いました。留学生が参加するイベントはAEPが企画するものだけではなく、パンプローナにもいろいろあります。その情報を知るためには、やはり多くの留学生と交流することが大切だと思います。

 長くなりましたが、私がこの2ヶ月で大事だと思ったことは以上です。他にも、たくさんありますが一番の近道はスペイン語を少しでも多く勉強して来ることです。私は留学が決まってからスペイン語を勉強し始めたため、不安しかありませんでしたが、この2ヶ月で本当に少しですが、話せるようになって、大きく違います。英語ができればというのもここではあまり意味がないです。留学生との交流には英語が必要です。でも生活していく中では英語は本当に役に立ちません。そんな環境だからこそ、スペイン語をしっかり勉強できます。また、スペイン人は本当にいい人ばかりです。来ればすぐに感じると思います。是非、スペインに留学することをおすすめします。

AEPのOne day tripでSan Juan de Gaztelugatxe に行った時

かくし芸大会で優勝した時



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