ナバラ州立大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 河野美咲<4号 2018年3~4月>


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 留学もラストスパートに入りました。今はここでの時間が刻一刻と過ぎていく中で、最後まで悔いなく過ごすために日々考えて生活しています。パンプローナは4月末からやっと暖かくなり過ごしやすくなってきましたが、天気の悪い日との寒暖差がすごいです。そして雨がたくさん降ります。

Semana Santa


Mezquita : Córdoba


Plaza de España : Sevilla

 スペインにも約1週間弱、Semana Santa(セマナサンタ)という春休みがあります。セマナサンタはイースターの休みです。私はこの休みを使って西野さんとポルトガルの首都・リスボンと南スペイン・アンダルシア地方を旅行しました。このような長い旅行の計画を立てたことがなかったので、とても大変でした。まず、私たちはパンプローナからリスボンへ向かいました。飛行機で行くこともできますが、私たちはマドリード経由の夜行バスで行きました。長距離バスはメリットデメリットがありますが、金銭面では安く済むので良いと思います。バスによっては快適だったりもします。しかし、夜行バスは夜出発して、朝方変な時間に着くことが多く、また大体予定時刻より早く着きます。日本のようにコンビニエンスストアもなければ、24時間のファーストフード店が普通にあるわけではないので、そういう点ではデメリットです。でもたくさんの長距離バスの会社がいろいろな方面を走っているので、スペインを旅行する際には安くて、便利だと思います。ポルトガルとスペインの時差は1時間です。冬に行ったドイツはスペインと時差がないのに、隣の国で1時間時差があることに驚きました。ポルトガルはスペイン語も大体通じるし、読めるので言語の面ではあまり困りませんでした。スペインとは雰囲気が全く違い、街の外観がとてもかわいかったです。建築物の壁のタイルが特にオシャレなのでおすすめです。あと、リスボンは坂がたくさんあります。ポルトガルは鱈料理が有名で、日頃食べられない魚を食べられて幸せでした。1泊2日の滞在は、とても短かったのでまた訪れたいと思いました。リスボンの後はスペイン・セビージャ、コルドバ、マラガの三都市へ向かいました。セビージャはアンダルシアでも大都市で、映画のロケ地にもなっているスペイン広場が有名です。天気がとっても良く、気持ち良くて旅行中に観光だけでなく、広場でお昼寝もしました。また、セビージャではフラメンコを見ました。スペイン文化の一つにもあげられるフラメンコは私が想像していたものとは全然違いました。ショーは踊り手、ギター演奏者、歌い手で構成されていて、CDが流れたりはしていません。そして観客は手拍子をしたり、声を出したりしてはいけません。写真なども基本撮れません。フラメンコは聴覚と視覚を凝らしてみるものだと思いました。ショーの間は見入りすぎて多分口が開いていたと思います。スペインを訪れたらフラメンコを見ることをお勧めします。コルドバでは世界遺産であるメスキータのある大聖堂を見学しました。これはこっちの授業で習ったので、見たかったものの一つでした。マラガは2度目の訪問でしたが、2回目でも十分楽しむことができました。


GaspachoもSalmorejoも見た目は同じなのでどっちがどっちか忘れました。


 アンダルシアは物価がスペイン北部よりも安いです。レストランのご飯も同じくらいの値段で量がたくさんあります。そして、アンダルシア地方は"Gaspacho(ガスパチョ)"又は"Salmorejo(サルモレホ)"というトマトの冷静スープが有名です。授業でこれを紹介された時から私は冷静スープ、しかもトマトという組み合わせにとても興味がありました。実際食べてみると、スープよりポタージュに近い感じで、オリーブオイルとニンニクとトマトの香りが口に広がって美味しかったです。このスープにはパンが一緒に攪拌されているので結構お腹いっぱいになります。スープの上には生ハムのブロックとゆで卵がのっていて、これも美味しいです。
 1週間の旅行は長いようであっという間でしたが、雨も降ることなく楽しむことができたし、パンプローナとは全然雰囲気も文化も違うので、スペインをより知ることができたと思います。

Representatión de mi país - Japón


みんなからの拍手が気持ち良いくらい綺麗でやってよかったなと思いました。


巻き寿司:日本食が恋しいです。

 このアクテビティはAEP(Asociación Erasmus Pamplona)が企画しているもので、たくさんの国の留学生が自分の国を紹介してくれます。5月4日、私たち日本人3人で、日本の紹介をしました。この留学で日本を知ってくれている外国人はたくさんいるし、日本食を美味しいと言ってくれる人もたくさん見てきました。何を紹介するか、3人でたくさん話し合い、日本の四季と文化、食べ物、Japanglish(和製英語)、山口県、そして県立大学も紹介しました。とっても長いプレゼンテーションが出来上がったのですが、みんな退屈せず聞いてくれました。特に日本語英語を紹介した時は、「KitKatはキットカットって読まないよ!(英語の発音はT : トまで読まない)」と笑われたり、「Googleもグーグルじゃない!」といろんな人から面白がられました。県立大学の学生数が少ないことにも驚いていた人もいたし、中には県立大学の社会福祉学部に留学したいスペイン人がいて、その子は金銭面と文化と言語の違いが怖くて行きたいけど行けないという状況ですが、そういった人たちにもより興味をもってもらえたかと思います。また、日本料理も作りました。ちらし寿司、巻き寿司、肉じゃが、だし巻き卵、唐揚げ、味噌汁、お茶を出しました。後から聞いた話によると食べられない人もいたというくらい好評で嬉しかったです。さらに、このアクテビティのお知らせをFacebookで流していたので、それを見た隣の大学に留学している日本人も来てくれました。パンプローナには日本人がほとんどいないので、こういう繋がりはとても嬉しいです。

日本人との出会い

 実はこの1年を通して、私が大変お世話になった日本人の女性が、パンプローナに住んでいます。今回は許可をもらったので紹介します。名前はミナコさんです。スペイン人の方と結婚され、中学生のお子さんもいらっしゃいます。この方とは昨年度の交換留学の先輩伝で、日本を出発する前から少し連絡を取っていました。スペインでの生活が始まって間もなく、家探しで途方に暮れていた時に道端で最初にお会いしました。まだ、スペイン語が全然話せなかったので一緒に探していた南米人たちとの話を説明してもらいました。それから何か月か経ち、冬には先輩たちが置いて帰ったコートなどを貸してもらいました。また、何度か家にもお邪魔させてもらい、日本語で話ができるので私の息抜きの時間となっていました。  ミナコさんは歴代の数々のここに留学した先輩たちを知っており、その人たちの話を聞くのも面白かったです。そして、今回ミナコさんが「ここに来る日本人留学生(県大生)の力に少しでもなれれば・・・」というご厚意でピソ(アパート)のオーナーをすることになりました。詳細は分かりませんが、やはりここに来て最初の難関はピソを見つけることだと思います。たとえ言語が完璧にできていたとしても、いろいろな手続きをしたり、説明を受けたり、またピソは大体シェアハウスになるので友達を見つけたりするのも一苦労です。ミナコさんが持つピソは4部屋~5部屋あると聞きました(現在、改築中)。私は都合が合わず実際のピソを見ていませんが、私の体験談と今の借りている状況、家の様子などを実際に見て参考にしてくれました。もし、これから留学へ旅立つ人がいれば、この情報はとても心強いと思います。やはり実際に自分の目で見て、確かめて気に入るかどうか、周りのピソと比べてみるのも大事なので、日本から決めていく必要はないと思いますが、説明は日本語でしてくれると思うし、問題があったら対応してもらいやすいし、もしかしたらスペインに来てすぐ寮に入る必要もなくなるかもしれません。(私は大学の寮に1週間と数日泊まってその間にピソを探しました。)一度連絡取ってみることをお勧めします。興味があれば私に聞いてください。  私はここで数少ない日本人に会えたことが嬉しいです。スペインのことをスペイン語でスペイン人に教えてもらうだけでなく、正確に、長年ここに住んでいる日本人の目線で教えてもらえるのでより知れたような気がします。  これから最後の2週間はテストばかりですが、スペイン語検定(DELE)を受けるので受かるように願いながら最後まで足掻こうと思います。そして、テストが終われば、また少しスペインを旅行して帰るつもりなので楽しみです。