ナバラ州立大学(2017年度交換留学生)国際文化学科3年 河野美咲<2号 2017年11~12月>


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 ¡Feliz año nuevo! 留学生活が始まって5か月が経とうとしています。今は冬休みで、北欧のスウェーデンに来ています。スウェーデンは、高校生の時に留学をし、ホームステイをしたので家族がいます。私にとっての第二の故郷で、4年ぶりに帰ってくることができました。今回は、楽しかったことに加え、今の気持ちを少し綴ってみます。

期末テスト

 冬休み前は前期の期末テストがありました。私は履修した授業数は多くありませんでしたが、連日夜遅くまで勉強しました。留学生向けの科目は、半年で帰国する他の留学生も多いので、変則的でした。スペイン語は本を読んで要約するテスト、50問クイズ、プレゼンテーションの3種類のテストがありました。本を要約するテストは出てくる単語がほとんど初めて見るものばかりだし、要約するには自分の言葉に直さないといけないので、時間も頭もたくさん使いました。50問クイズは、200問の範囲の中の50問だったので、解けるか不安でしたが、良い点を取りたかったので、間違えたところを何故間違えたのか、解決させながら、何回も練習し、2問しか間違えなかったので良かったと思います。プレゼンテーションでは、"ラテン音楽とダンス"について発表しました。"ラテン"に馴染みがないので、まとめるのが難しかったですが、前期でZumbaのクラスを取っていたので、ラテンの音楽やダンスに触れる機会が多く、それも取り入れました。そこで学んだことは、Zumbaはラテンダンスのステップを組み込んだエクササイズの一種で、Zumbaというダンスはないということです。発表をして、先生から指摘を受けました。まだ点数はわかりませんが、間違えたことによって一つ知識が増えたので、悔しさよりも学習できた嬉しさの方が大きかったです。また、「Economic of Health」は、英語にも関わらず内容が難しかったので、最後の方は重たい腰をあげて授業に行っていました。1,500字のエッセイが評価だったので、"日本の医療保険制度"について、何日もかけて頑張って書きました。日本の英語の授業で何回もエッセイを書いたことがあったので、その時学んだことを生かすことができたのではないかと思います。とても難しかったですが、このエッセイを書かなければ、日本の医療保険制度について知らないまま、社会人になっていたかもしれないし、海外と日本の医療保険の違いについても知ることができ、なぜ日本の医療が良いのか、また問題点も見つけることができました。県立大学の自分の学部では学べないことを学べたので良かったと思います。

 ヨーロッパへの留学中の一つの楽しみ方は、いろいろな国に旅行しやすいことだと思います。ビザの手続きを済ませるとNIEという在留カードが発行されるので、それとパスポートを持っていれば、簡単にEU圏内の国々に訪れやすくなります。

ドイツ旅行


ミュンヘンのクリスマスマーケット:ホワイトクリスマスでしたが、めちゃくちゃ寒かったです
 スペインでは11月の終わりから12月の初めにゴールデンウイークのような連休が続くので、西野さんと4泊5日でドイツを旅行しました。この時期のヨーロッパはクリスマスにむけて徐々に賑わいますが、その中でもドイツは本場のクリスマスマーケットで有名です。スペインからドイツまでは飛行機で約2時間です。今回は"ライアンエアー"というLCC(Low Cost Carrier)を使って行きました。ライアンエアーは、事前に乗り方や注意事項に気をつければとても安く乗る事ができます。私たちは往復約6千円くらいでした。旅行中はほとんどクリスマスマーケットを巡りましたが、日本人ツアーにも参加し、4都市を周ることができました。クリスマスマーケットはまるでおもちゃ箱の中に入ったかのように、何もかもが可愛くて、キラキラしていました。連日ずっと寒くて、最後の目的地・ミュンヘンのクリスマスマーケットでは雪が降りました。ホワイトクリスマスを一足早く堪能することができました。ここでは食べ物の屋台を楽しむことができます。クリスマスマーケット名物の"グリューワイン"はホットワインで凍えた体を一気に温かくしてくれました。行った先々で売ってあるワインの味が違うので、飲み比べをして歩いたのが楽しかったです。グリューワインの入ったマグカップは、その都市によってデザインが違うので、お土産にもなりました。

フランクフルト:りんご味のグリューワインとフランクフルトソーセージ
また、ドイツはソーセージが美味しいことで有名です。本場のフランクフルトソーセージをフランクフルトで食べることができたのは思い出になりました。
 フランクフルトとミュンヘンでは観光することもできました。教会に入ってみたり、ユダヤ人博物館に行ってみたり、私たちが今使っているユーロの拠点である欧州中央銀行を見たり、スペインとはまた違う雰囲気で新鮮でした。最後の日はレストランでドイツの名物料理を堪能しました。

スウェーデン旅行


写真では伝わりにくいですが、結構高い山でした。ここの山はアイスバーンになっているところが多くて、滑るのが恐かったです。
 冒頭にも書いたように、スウェーデンに4年ぶりに帰ってくることができました。日本からは時間もお金もたくさんかかるため、なかなか帰ってくることができなかったので、たくさんの人に久々に会えてとても嬉しいです。スウェーデン語もほとんど覚えていて、会話も困ることないので、実家のような安心感があります。スウェーデンには12/26からいます。私の誕生日の1/11もここで迎える予定です。そんな第二の家族と年末年始はノルウェーに近いスウェーデン北部へスキーに行きました。6日連続で毎日スキーをしました。日本のスキー場とは比べ物にならないくらいとても広かったです。また、マイナス何十度という気温の中スキーをしたのも初めてでした。1回滑っただけでも髪の毛は凍り、(恥ずかしい話ですが)マイナス気温の中にいたら、鼻毛が凍るという衝撃的な体験もしました。スウェーデンの冬は日照時間が短いので、午後4時には暗くなります。夜は家族とゲームをして遊んだりしました。
 私はスキーをしたことはあったけど、上手く滑れるほどではありません。しかし、こっちの人は幼児でも上手に滑っている人がほとんどです。私の第二の家族も滑るのが速く、上手なので、私の為にペース合わせてくれました。最初は楽しくて良かったのですが、たまに「私がいなかったら気を遣わせることもなく、滑れただろうに」や「この山を滑るの恐いな」などを考えて、心と体がついていかない時もありました。しかし、山に登ったなら、滑って降りるしか手段はありません。こけても滑っても足を動かさない限り、麓には降りられません。何回もこけて、恐怖心とも戦いましたが、高い山からでも降りることができました。最後の日は、初めてのスノーボードに挑戦しました。これもこけては立ち上がり、滑る、の繰り返しでした。半日でマスターはできませんでしたが、楽しかったし、滑れるようになりたいと思いました。挑戦できたことが嬉しかったです。

スキーで滑った後の髪の毛はカチコチでした。

ホストファミリーは今、私に引き続きスイス人の留学生を受け入れていています。楽しくて、明るい家族です。


 これは、留学と同じなのかなと思いました。

半年経って...

 留学生活も折り返し地点に入り、残すもあと半年となりました。正直、この2か月は楽しいことばかりだったとは言えません。たくさん悩んで考えました。"何をしに来たのか?""成長はできているのか?"... 
 外国では自分は自分、人は人で、自分を強く持ってないといけません。日本人ほど周りに意見を求めたり、周りが口出すということはないように感じます。周りの留学生で1年の留学予定を半年で切り上げることに決めた人も見てきましたし、半年で帰る人の送り出しパーティにも行って、複雑な気持ちにもなったりもしました。
 生半可な気持ちで留学したわけではないですが、私にとって留学は2回目の経験で、毎日が新鮮で、苦しいけど楽しいという感じよりも、自分の前の留学と比べ、何か結果を残さなければならない、何かわからないけど使命感に駆られています。何の結果を出すのかは自分自身も分かっていません。"これで良かったのか?""自分の選択は正しかったのか?"と考えることも多くなりました。
 この生活は後半年あります。今は"留学"という日本から離れた地に身を置き、生活するという一つの大きな試練の中でいろいろなことを考え、行動しながら、時間が流れるのを待っている状況ですが、スキーの時に感じたように、考えても行動しなければ何も始まりません。やらなければ時間は過ぎていく一方です。ここでは一つやろうと決めたことも勇気が日本よりも倍以上必要な気がします。
 何ができるかは分かりませんが、あと半年の目標は、帰国前にスペイン語検定(DELE)があるので、挑戦し、合格できるように頑張ってみようと思います。後期も始まってないし、どんな後期になるかもわかりませんが、時間がある今、ゆっくり自分のペースで自分次第で良いものにできるかどうか試されていると思います。