ラップランド大学(2017年度交換留学生)文化創造学科4年 川口千穂<最終号>


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 大学も完全にお休みモードに入っています。私は、「ファッションショーがしたい!」「授業でできないなら自分たちでやろう!」と思い立ち、山根さんと2人で企画して、大学でファッションショーを開催しました。完全に趣味の世界で、少しの間、まともな生活が送れませんでしたが、本当にできて良かったです。いい経験と思い出になりました。
 合間に、現地の友人に実家に招待してもらったり、スウェーデンに小旅行したりと、楽しい思いも沢山しました。私は、ここで仲良くなったフィンランド人の友人たちに、故郷に連れて行ってもらい、彼らの暮らしを見たり、一緒に体験したりするのが、本当に一番楽しかったです。よく、「留学で何が楽しかった?」と聞かれますが、いつもそう答えます。フィンランドという国とフィンランド人の人柄、暮らしがとても好きでした。私にはとても合っていたと思います。
 お別れのシーズンは、身を削られるような思いで、「こんなに遠い場所に一緒に暮らしていきたい大好きな友人ができるなんて辛すぎる」と何度も泣き喚きました。「次はいつフィンランドに来られるんだろう」と何度も考えました。大学の先生たちとのお別れも、それはそれは悲しくて、留学って切ないなあ...とまで思いました。この気持ちは、それほどいい出会いと思い出ができた証拠です。
 未だに、毎日フィンランドの友人たちを思い出しては、「寂しすぎる!」「会いたすぎる!」という気持ちになっています。しかし、帰国してすぐ、日本の友人たちが「おかえり!」「会えてうれしい!」と声をかけてくれ、会う機会をつくってくれるので、「私の日本の大好きな人たち!」「幸せ過ぎる!」という気持ちにもなり、フィンランドと日本を気持ちが行き来しています。やはり何より、こうやって日本で待ってくれている人たちがいたから向こうで幸せいっぱいに暮せたんだというのは確信を持って言えます。うまくいかなくて、本気で帰りたければ帰ってきたらいいよ、と帰る場所を作ってくれていた友人がいたから私は向こうで気合を入れなおすことができました。感謝でいっぱいです。
 帰国後は、ゼミ活動や就職活動、卒業制作をやっています。研究室の活動に対して、知らないことだらけで、それが悔しくて最初の1週間は落ち込みましたが、ゼミの仲間がみんな助けてくれるのですぐに復活しました。留学に行くことでいろんな面で同級生から遅れをとることに不安な方が多いと思いますが、不安ならばそれを隠さずに全て口に出せば良いと思います。みんなが助けてくれるので、できないことや分からないことは、人に聞いて、解決するようにしています。分からないことをその場しのぎで誤魔化し続けても、生産性のない無駄な時間を過ごすことになるだけで、何も良いことがないというのは留学中に本当に実感したことです。
 帰ってきて思うこととして、何に対しても楽観的に物事を考えられるようになったり、自尊心がさらに高くなったことをよく感じます。考えすぎて苦しくなる悪い癖が昔はあったのですが、今はもうなくなりました。本当に、毎日が楽で生きやすくなりました。毎日丁寧に生活するようになりました。このように、帰国後も充実した日々を送っています。
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