センター大学(2017年度交換留学生)国際文化学科3年 猪原優子<1号 2017年9~10月>


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 センター大学での生活にも、今では大分慣れてきました。オリエンテーション初日から時差を勘違いし1人だけ遅刻したり、海外インターンシップの影響でツベルクリン注射を受けに何度も病院に通ったり(保険適用外のため現金支払いとなりました)、1枚しかないクレジットカードのピンコードを3回間違え使用を止められたり...と、初っ端は、かなりどたばたと過ごしていました。失敗談などすでに今の段階で数え切れないほどありますが、とにかく素直に、一生懸命頑張ろうと思って日々過ごしています。現在私が履修している授業は、「Introduction to drawing」「Ceramics」「Introduction to technical theatre」「 Introduction to film」の4つです。Filmの授業でチャップリン映画を観た時、滑稽でみんなの笑い者になるチャップリンがそれでも前向きに一生懸命生きる姿を見て、「これはもう私もチャップリンになった気持ちで頑張ろう」と思いました。


大学内の信号機:いつも"Walk sign is on!"の声が聞こえます

Expoの様子:様々なサークルや近隣の店がブースを出展しています


 ここに来た当初、一番悔しい思いをしたのは発音です。初対面の人とは特に、何の授業を履修してるのか、という話になります。Drawing, Ceramics...と順調に話していても、Technical theatreが何度言っても聞き取ってもらえず、自分の"th"の発音、technicalのイントネーションが"ザ・日本人"であることを思い知らされました。本当に分かっていないのか、と疑うほどに英語が通じず愕然としました。しかし、悔しがっていてもここで9カ月過ごすことには変わりなく、赤ちゃんに戻った気持ちで全部吸収するしかないと自分を奮い立たせ、今も多くの人に"th"の発音、他にも"l"と"r"の発音指導をしてもらっています。
 そしてこの 「Technical theatre」の授業自体はどうかと言われれば、教授の英語が全く聞き取れず、自分のリスニング能力、語彙力の低さを痛感させられる授業です。しかし、研究室に質問に行くと分かりやすい単語で丁寧に教えてくれて、今でも何とかついていけています。最初は、照明器具の名称や舞台設計図の描き方なんて日本語でも分からない、と半分いじけていましたが、履修したからには頑張ってみようと踏ん張っている最中です。

Theatreの授業では、実際に自分で鳥小屋や舞台背景の枠を作ります


 授業について書きましたが、日常生活についても少し触れたいと思います。私の住んでいる寮は上級生が多いようで、ルームメイトは編入生でした。心配していたルームメイトですが、話しやすく、しかし干渉しすぎない、気楽に過ごせるいい相手に出会えたと思います。また、食堂での食事ですが、味覚が合わないのでは、という心配とは裏腹においしいです。ただ一定の時間帯は非常に混雑しており、空腹でなければ、学生がビュッフェ形式の食堂でいくつもの列を作っている状況はなかなか見ものです。また、食堂でもたまにありますが、毎週土曜に運行される無料シャトルバスに乗って近くのスーパーマーケットに行くと、青や緑、オレンジ色のケーキやクッキーを見ます。日本では、なかなか見ないようなカラフルな食べ物を見ながら、アメリカにいることを実感させられる日々です。

食堂COWANにて:食欲よりも興味をそそられました

日本語クラブでは定期的に日本食を作ります。持参したフルーチェはあまり人気がなく、アメリカの人々の心を掴む難しさを感じました