センター大学(2017年度交換留学生)国際文化学科4年 弘實紗季<2号 2017年11~12月>


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 留学生活も5か月目に突入しました。アメリカでの生活が心地よく感じるようになり、正直日本に帰りたくないと思うほどです。月日が進むにつれセンター大学を離れたくない思いが増していきます。今回は期末試験、Thanksgiving、冬休み等について書いていきます。

期末試験について

CRW160 Fund.of Creative Non Fiction
 試験はなく、最終作品とポートフォリオの提出がありました。期末試験の日に最終作品の朗読会があり、ルームメイトや友達、ESLの先生が聞きに来てくれて嬉しかったです。今まで習ってきたライティングとは違い、教授は私のクリエイティブな発想を評価してくれたので楽しめました。

DRA117 Acting-1
 Final Performance(ペアで劇の1シーンを演じる)が期末試験でした。私とパートナーのパーカーは"Lend Me A Tenor"というコメディの冒頭を演じました。私が演じたマギーはパーカー演じるマックスの恋人で、イタリア人オペラ歌手に憧れロマンスを夢見る面白い女性でした。1か月前に準備を始めた頃は、長いセリフを全て暗記しキャラクターになるのは困難に感じていましたが、最終的にマギーを楽しんで演じる自分がいました。この授業は人前で英語を話すことに自信をつけたいと思い履修し、結果的に期待以上の成果を得ることができました。教授がとても面白い方で、クラスのことをアンサンブルと呼んでおり、その為かクラスの雰囲気が良く、授業を通して友達が増え、英語を人前で話すことに慣れました。この授業で学んだことはプレゼンや日常生活でも大いに役立っています。課題が非常に多かったですが、楽しみながら英語と表現力を伸ばすことができたので履修して本当に良かったです。中間試験のため必死で覚えた演劇の専門用語のおかげで劇の観方も変わり2倍楽しめるようになりました。この授業はおすすめです。

(Final Performance後に教授とセルフィ―!)

EDU227 Practicum and Intro to Education
 いい成績をとりたかったので一番必死で勉強しました。試験はエッセイが4つと選択問題が50ほどあり、教科書を暗記しただけでは駄目で実践的な内容が問われました。また、試験前に大きなレポートが立て続けに2つ出て大変でしたが、結果的に納得のいく成績を貰えたので頑張ってよかったです。課題やテストが多く最も難しい授業でしたが、アメリカの教育を包括的に学ぶことができ充実していました。

FLM205 Introduction to Film
 試験は映画の1シーンを観て、使われている技法などを書くエッセイと選択問題でした。専門用語を覚えるのに苦戦しましたが、演劇の授業に役立ったので履修してよかったです。

MUS183 Centre College Choir
 11月に教会でコンサート、12月に同じ教会でクリスマスの礼拝があり聖歌隊として歌いました。礼拝ではクリスマスの意義を知り、教会の厳かな雰囲気を体験しました。

(コーラスの授業を一緒にとっている友達)

(教会のクリスマスツリーの前で)


 Centre TermではCRW250:Poetic Forms: History and Practiceというクリエイティブライティングの詩の授業を履修しました。春学期の授業も決まり、以下の授業を履修予定です。
EDU228:Educational Psychology(教育心理学)
EDU240:Teaching English Abroad: Contexts and Consideration(英語教育)
SPA120:Spanish FundamentalⅡ(スペイン語)
MUS182:Centre Concert Choir(コーラス)
MUS193:African Drum Ensemble(アフリカンドラムアンサンブル)

 EDU285:Voices of Diversity in Classrooms(児童文学と多文化教育)も履修したいのですが、登録時に定員に達していたためWaiting Listに登録し空きができるのを待っています。人気な授業なので履修は難しそうですが、担当教授に話をすると、履修できない場合は授業で扱う児童文学のリストを送って貰えることになりました。春学期の履修登録は争奪戦なので、希望した授業がとれない場合は教授に直談判してみるといいです。

幼稚園での教育実習

 毎週金曜に幼稚園クラスで教育実習をしました。子ども達は私が教室に入るなり"Saki‼"といって抱き着いてくるのでいつも癒されます。お医者さんごっこで何度も注射を打たれ、沢山元気を貰いました。また、アメリカの教育について理解を深める良い機会にもなりました。私は子どもへの多文化教育に興味がありそのことを先生に伝えると、ガイダンスカウンセラー(いじめ解決や多文化教育のカリキュラムを作る人)とスピーチセラピスト(言語面の問題を解決する人)の方とお話しする機会を設けてもらえました。こうして実践的な学びができるのも留学のメリットの1つではないかと思います。春学期も同じクラスで実習予定なので、より多くのことを学び子ども達と仲を深めていきたいです。

Thanksgiving(感謝祭)

 期末試験前にThanksgiving休暇が5日間ありました。私は休暇の直後、期末レポートの提出が2つあったのでキャンパスに残りました。休暇中はアドバイザーとホストファミリーにThanksgivingのディナーをご馳走になり、アメリカの食文化を楽しみました。また、ホストファミリーのお孫さんとジンジャーブレッドハウスをつくるなど、アメリカ文化を沢山体験しました。

(Thanksgivingの七面鳥)

(ジンジャーブレッドハウス)

冬休みについて

 期末試験が終わると1か月弱の冬休みが始まります。原則として冬休みは寮に残ることができません。私はありがたいことに仲のいい友達が誘ってくれたので、冬休み中はずっとケンタッキー州とイリノイ州の友達の家にステイさせてもらいました。友達家族のおかげで一生忘れられない冬休みになりました。


 期末試験が終わった12月8日の夜から27日までは、仲良くなったケンタッキー州の友達の家にステイしました。友達家族は私をとても歓迎してくれて、本当に居心地が良かったです。毎日美味しい料理をご馳走になり、家族でボードゲームをしたり、映画を観たりとゆったり過ごしました。クリスマス休暇だったので親戚の方に会いに行ったり、イルミネーションを観に行ったり、ツリーのデコレーションをしたりとクリスマスならではの色々な体験をしました。

 毎週日曜には教会に行きクリスマスサービスを体験しました。教会では別の大学に通う同年代の人と話す機会もあり、そこで意気投合した子とは今でも連絡を取り続ける友達です。また、嬉しいことに友達家族も私も演劇が好きで、2つも劇を観に連れて行ってくれました。「クリスマスキャロル」と「ノートルダムの鐘」を観たのですが、どちらもしばらく余韻に浸るほど感動しました。

(Tea Ceremonyをしてお抹茶を振舞うととても喜ばれました)


 クリスマスイブの日は、朝と夕方に教会のクリスマスサービスに参加しました。このクリスマスサービスは、今まで体験したことのないものだったのでとても印象的でした。クリスマスの日の朝には聖書のクリスマスストーリーを朗読しお祈りをした後、プレゼントを交換しました。友達のご両親のみならず親戚、教会の方からも沢山のプレゼントを貰い感激しました。プレゼント交換の後は家族でActingゲームやボードゲームをし、豪華なクリスマスディナーを食べ、アメリカの豪華で心温まるクリスマスを楽しみました。また、日本ではクリスマスにKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)を食べると言うと、日本式でもクリスマスをお祝いしようと言われ、26日にはKFCに行きました。ご存知の方も多いかと思いますが、ケンタッキー州はKFC発祥の地なので、留学前からこちらのKFCを食べることを密かに夢見ており、また1つ夢が叶いました。
 日本とは違うと知ってはいたものの、アメリカのクリスマスを実際に体験したことでクリスマスの意義を知ることができ、貴重な経験になりました。アメリカの家庭でクリスマスを過ごすのは留学前からの夢だったので、友達とご家族には本当に感謝しています。

(豪華なクリスマスディナー)

(味は変わりませんが日本よりも安いです)



(ツリーの下には沢山のプレゼント)


 28日にルイビル空港まで送ってもらい、1月2日まではイリノイ州シカゴの友達の家で過ごしました。この友達は以前スタディツアーで山口に来てからずっと連絡を取り続けており、留学が決まった時からシカゴでの再会を計画していました。一年半ぶりの再会を喜んだのはもちろん、今でも山口で作った萩焼を大切に使っている彼女の日本愛に感動しました。この友達家族はパキスタン系の方だったので、パキスタン文化を知るだけでなく、アメリカの良い点、悪い点をよく語り合いました。その中で、私が思っていた以上にアメリカに馴染んできていること、そしてケンタッキー州が大好きなことに気づきました。留学前は、こんな風に感じるようになるとは夢にも思っていなかったので自分でもかなり驚いています。

 シカゴでの一番の思い出は大晦日に念願だったシカゴ美術館に行ったことです。さすがアメリカの三大美術館の1つと言われているだけあり、とても広く1日かけても全ての作品を観きれませんでした。有名な世界中のアートに触れることができ、とても良い1日でした。夜には友達の友達が遊びに来て、自分たちでおみくじをつくったりと楽しい時間を過ごしました。沢山の芸術に触れ、友達と語り合い、最高の年越しとなりました。
 実は私が滞在中シカゴは特別寒く、寒すぎて予定の半分をキャンセルし家で過ごしました。しかし、美術館以外にもダウンタウンで買い物をしたり、バレエのくるみ割り人形を観に行ったり、友達とその友達と家で遊んだりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。私は寒いのが苦手なので友達の家に泊めてもらえて本当にありがたかったです。個人的に冬にシカゴを旅行するのはおすすめしません。

(シカゴの都会な街並みを一望)

(シカゴ美術館)


 2日にキャンパスに戻り、翌日からCentre Term(冬学期)が始まりました。冬休みの間にずっとアメリカの家庭にステイし、キャンパスの生活だけでは知ることができなかったアメリカ文化を、実際に現地の生活に飛び込んで体験することで、私にとってアメリカ文化がだんだんと異文化ではなくなりました。何よりこの冬休みの一番の思い出は、友達と夜遅くまで語り合い、仲を深めることができたことです。日本語でしか話せなかったような深い話を英語でできるようになった自分に正直驚き、英語の上達を感じ嬉しく思いました。この冬休みの間で、楽しみながら英語も上達し、以前よりもオープンマインドになったと思います。やはり外国語や異文化を学ぶには現地の生活に飛び込んでみるのが一番です。このような貴重な機会をくれた友達とその家族には本当に感謝してもしきれません。

振り返りと今後の目標

 秋学期は新しい環境に慣れること、自分自身のことで精一杯でしたが、沢山の人に助けてもらいながら自分なりにモチベーションをうまく維持し、充実した日々を送ることができたと思います。秋学期が始まってすぐESLの先生が言った忘れられない言葉があります。それは「留学中の優先順位は睡眠、食事、友達、そして課題」です。それ以来ずっとこれを守るようにしたおかげで、ストレスをためることなく優先順位をつけて勉強し、交友関係も広がり、机の上だけでは学べない文化や英語の表現(主にスラング)を学べました。そしていい意味でうまく人に頼れるようになりました。人に頼るのは悪いことではないと思います。私は、授業や試験前で困った時は勇気を出して教授や友達に聞いていました。ありがたいことに忙しくてもみんな時間をつくって教えてくれました。それがきっかけでクラスメイトや教授と親しくなり、新しい知識も増えたので、そうして本当に良かったと思います。
 こうして秋学期や冬休みを振り返ると私は本当に人に恵まれていました。こちらの生活に慣れてきた今、これからはお世話になった人やセンター大学に恩返しがしたいです。センターの学生が演じる劇のバックステージで働いたり、教育関係のボランティアをするなど、秋学期に得た知識と交友関係を大切にして、私なりにできることで貢献したいと考えています。そして留学目標をもう一度見つめ直し、残りの留学生活をより実りのあるものにしていきます。学習面では、私がここで一番学びたかった教育によりフォーカスを当て、英語力の向上も意識しながら多くのことに挑戦したいです。

(冬休み中連れて行ってもらったアジア料理店のフォーチュンクッキーのおみくじでは、教育の分野で成功すると結果が出ました。友達から"It's for you!"と言われ幸先がいいです)

 寒さに負けず、センターでの留学生活を全力で楽しみます。