桜の森アカデミー認知症ケアリーダーコースにて「認知症―その病態と予防―」を行いました


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2018.09.18

 「桜の森アカデミー」は、一般県民と学生が一緒に学びながら地域活動に貢献できる人材を育成することを目的とした共生教育の場です。

 認知症ケアリーダーコースでは、高まる介護ニーズを踏まえて、認知症ケアを支える人材を育成します。
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 9月6日(木)、内科医でもある本学栄養学科の内田耕一教授を講師として、単元「Ⅳ 認知症の予防」の講座「認知症―その病態と予防―」を行い、認知症について最新の知識と予防法の講義がありました。



 認知症とは、脳が委縮し、元は正常であった脳の知的機能が持続的に低下し、日常生活に支障をきたす状態のことです。
 例えば、加齢によって誰もが経験する物忘れが「昨晩何を食べたかを忘れる」といった部分的なものであるのに対し、認知症は「食事をしたことそのものを忘れる」など体験そのものを忘れるものであるといった説明がありました。


 そして、海外での取り組みを取り上げ、史上初めて500例もの回復が確認された最新の治療法や、介護を受ける方に寄り添ったケアについての紹介がありました。

 一部の薬は副作用で認知症を悪化させるため取捨選択が難しいことや、軽度であれば早期対策で認知機能が回復するため、筋トレや新たな趣味をもつことが重要であることなどの話がありました。

 講義の最後には、受講生から質問が出るなど、意欲的な姿がみられました。