事業の特色


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産業界ニーズGPでは、「協働型インターンシップ」の実施を主な取り組みの1つとしています。
これまで行われてきたインターンシップの期間や内容について、受入事業所の方々との連携により、充実したものへと改良・改善していきます。

「インターンシップ」とは、学生が在学中に行う就業体験のことです。
将来の進路選択にあたって、自分自身の適性を知ることや、その会社の雰囲気を味わったり、社会で働くことについて学ぶことができます。
また、インターンシップにより、社会での仕事を体験することで、それまで抱いていた社会や就職、自分の適性といったイメージとのギャップを知り、ミスマッチの解消にもつながります。
最近では、企業組織の活性化や地域の活性化のためにも活用されており、単に学生の社会体験にとどまらない可能性をもった取り組みだと言えます。

本事業では、受入事業所、学生、大学、地域など関係するそれぞれにとってメリットのある「協働型インターンシップ」を模索していきます。

インターンシップの分類

インターンシップは日本全国で多様な形で実施されており、大きくは2つ、細かくは5つに分類することができます。(経済産業省「H24産学連携によるインターンシップの在り方に関する調査報告書」を基に作成)



これまで本学では、山口県インターンシップ推進協議会を介して、「体験を中心とした仕事理解のためのインターンシップ」を中心に実施してきました。
こうしたインターンシップでは、学生の企業や業界に対する理解がより深まるようなプログラムを実施していくことが重要だと考えられます。このため本学では、量的整備とともに、内容の充実にも取り組んでいきます。

さらに本学では、従来の「体験を中心としたインターンシップ」に加えて、これまであまり実施されてこなかった「実践によるキャリア教育型のインターンシップ」にも取り組んでいく予定です。

協働型インターンシップ

本事業で取り組む「協働型インターンシップ」では、大学が各事業所のインターンシップ・プログラム開発に関わることによって、受入事業所にとってもメリットとなるインターンシップを実施していきます。

特に、これまでインターンシップとして行われてこなかった「実践型」のプログラムでは、単に社会貢献の一環として学生をお世話していただくのではなく、「期間限定の社員」として位置づけ、事業所の仕事にインターン生が取り組みます。それにより、新たな事業の展開の試行といった仕事での成果や、社内の人材育成ノウハウの蓄積や仕事の見直しといった組織の活性化をはかることができます。
学生にとっては社会経験を通して成長する機会となり、事業所にとっては社内を活性化する機会となるようなインターンシップの実施を目指しています。

期間やプログラムは、受入先によって様々です。

教育改善・FD

協働によるキャリア形成支援やインターンシップといった実践で得られた知見を活かし、大学における授業等の教育改善を行います。
授業やインターンシップを通して学生がどのように成長したか、何を学んだかといった教育効果を測定し、実態を把握しながら充実した教育体制の構築を目指します。