スペイン・ナバラ州での山口の食文化に関する活動報告


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 地(知)の拠点整備事業では、山口県の地域課題解決に向けた学際的研究の一環として「やまぐち学」研究チームを構成し、県政課題である「コミュニティづくりや交流人口の増加」に対応した県民の生活の質(QOL)の向上に資する総合的な研究(山口県のインバウンド観光に資する新やまぐち学の構築―「グローバルやまぐち」としての観光文化学―)を行っています。

 9月上旬には、山口県と姉妹提携を結んでいるスペイン・ナバラ州にて、日本及び山口の食文化に関する調査研究と活動を行いました。
 パンプローナ市にあるヤマグチ図書館では、現在設置してある山口に関する図書・資料・ポスター・展示品等を見学し、本学栄養学科の園田准教授が作成したパンフレット『日本の食文化』『山口県の郷土料理・県産品』『山口の郷土料理(レシピ)』を贈呈しました。このパンフレットは山口コーナーに配架し、市民へ活用してもらうこととなりました。


 また、パンプローナで活動を行う国際交流団体「ニホンニッポン」に所属するスペイン在住Maite Urdin氏(山口県立大学への留学経験者)と面会し、山口の魅力及び日本食のイメージについての聞き取り調査も行いました。

 「やまぐち学」研究チームでは、その他にも台湾でのフィールドワーク「一枚の絵からつながる日本と台湾」や県内にある中国由来の観光資産の調査及び資料収集、韓国釜山での日本及び山口のイメージに関する調査など山口県のインバウンド観光推進に向けたグローバルな視点での研究活動を進めています。