健康寿命の延伸に向けた取組について ~働き盛り世代の減塩の推進~


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共同研究提案者 山口県萩健康福祉センター
共同研究研究者 看護栄養学部栄養学科 講師 加藤元士
助手 森山結香
教授 乃木章子
研究期間:平成27年度

研究の概要

 本研究では、職域保健(労働者対象)による減塩対策の支援プログラムを萩健康福祉センター圏域 地域・職域連携推進協議会と山口県立大学看護栄養学部栄養学科まるしお推進プロジェクトチーム(この研究に興味のある教員3人と学生9人からなる)との共同で実施した。以降は、本学プロジェクトチームが担当した内容を中心に報告する。

研究内容

(1)使用する媒体の作成
 地域・職域連携推進協議会作業部会にて、学生が自ら作成した媒体案についてプレゼンテーションを行い、使用する媒体を決定した。

<作成した媒体>
・ポスター


・まるしおカレンダー
・塩分換算カード



(2)啓発普及活動への参加
 JAウォーキング大会(萩市)において、媒体を展示し参加者に説明を行った。


(3)事業所での講座
 萩健康福祉センターの担当管理栄養士と共に、プログラムに応募した萩管内の事業所従業員を対象に、「まるしお講座」 を実施した。


期待される成果

 実施後の事業所管理者への聞きとりから、動機づけから行動変容に至る等の従業員の変化が見られるなど、本支援プログラムが働く世代の減塩に関する知識や意識のレベルを高め、行動変容への一助となったことが推察された。
 また、この取り組みを行うことにより、萩健康福祉センターの担当管理栄養士をはじめ、萩健康福祉センター圏域 地域・職域連携推進協議会と共に学生が企画から関わることができたため、本学の学生教育にとって非常に有益な活動であった。