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「新やまぐち学」フォーラムを開催しました

 3月26日、地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)やまぐち学研究の一環として、山口県立図書館レクチャールームにて「新やまぐち学」フォーラムを開催しました。

 会場には98名の参加があり、山口県の豊かな環境を守ってきた先人の経験に耳をかたむけ、まちとむらをつなぐユニークな取り組みの現場からの報告を会場のみなさんと共有するとともに、瀬戸内工業地帯と農山漁村地帯の環境の保全と生活の質の確保をどう両立させるかといった課題について語り合いました。

 

◆基調講演◆
「山口県の公害防止の歩みと環境問題の課題」
 講師:元山口県環境審議会会長 中西 弘 氏

  周南市はコンビナートとして発展してきましたが、大気汚染・水質汚濁などの公害対策方法として宇部方式(科学的データに基づき行政・企業・住民・学者の4者が一体となって自主的な規制を進める公衆衛生的組織活動)を行うことにより公害撲滅に成果を挙げたとの説明がありました。


「有機農業と農産加工で農家が生き残るしくみづくり」
    講師:山口県環境保全型農業推進研究会副会長 吉松 敬祐 氏

 有機農業に出会い40年間、科学的に合成された肥料及び農薬を使用しない、遺伝子組換え技術を利用しないことを基本とした環境への負担をできる限り低減した農業生産方法で取り組まれてきました。自家労働は効率が悪いが資材費がかからず経費が要らないため、苗や野菜を作り加工し、直売で売ることにより経営することができたとお話されました。


◆活動報告◆
「椹野川河口干潟再生における里海の再生に向けた取り組みについて」
 山口県環境生活部 自然保護課 自然共生推進班 主任 古賀 大也 氏

 山口湾におけるアサリ生産量減少の問題解決に向けて、「椹野川もり・さと・かわ・うみ自然再生プロジェクト」を立ち上げ、ボランティアの手により干潟再生に取り組んでいると紹介されました。

「飼料米がつくる地域循環と食べ物づくり」
 (株)秋川牧園生活提案担当 管理栄養士 梅村 瞳 氏

 秋川牧園では卵・牛乳や加工品(食べ物)の生産に、飼料米生産者(餌)⇒家畜生産者(堆肥)⇒野菜・飼料米生産者と循環する仕組みを取り入れたことにより、耕作放棄地の活用・景観確保につながり、地域活性化の一助を担ったとの説明がありました。

◆パネルディスカッション◆
「やまぐちの環境、その昨日・今日・明日」
パネリスト
 講師:元山口県環境審議会会長 中西 弘 氏
 講師:山口県環境保全型農業推進研究会副会長 吉松 敬祐 氏
 山口県環境生活部 自然保護課 自然共生推進班 主任 古賀 大也 氏
 (株)秋川牧園生活提案担当 管理栄養士 梅村 瞳 氏

コーディネーター
 山口県立大学 教授 安渓 遊地
 山口県立大学 准教授 今村 主税

 パネルディスカッションでは、「やまぐちの環境、その昨日・今日・明日」について4人のパネリストからお話いただきました。
 会場からの「大規模農業のない場所での若者が戻ってきて農業をしたいと思える場所にしたい」という質問には、農業加工のできる場所を確保するためシェア加工場を作るという提案がでました。その他にも「農業だけで若者が食べていけるのか?」、「椹野川河口の護岸工事によるコンクリートが自然破壊をしているのではないか?」など沢山の質問がありとても活発な意見交換が行れました。
 今回のフォーラムは、工(まち)と農(むら)での環境を守るための取り組みや生活の質について会場の参加者と一緒に共有し、考える場となりました。
  

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