コープ生協まつり 「そっか!なるほど!食べもののひみつ」


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 栄養学科の課外活動の一つ「食育プログラム開発チーム 食育戦隊ゴハンジャー」では、地域の子どもたちが楽しみながら食について学べる食育プログラムを行っています。

 3月26(土)、27(日)、山口きらら博記念公園多目的ドームにて開催された「コープ生協まつり」に参加しました。地域の子どもたちを対象とした食育活動「そっか!なるほど!食べもののひみつ」を企画し、その中で3つの食育ゲームを行いました。



 まず、1つ目は、「触って当てようクイズ」。
中身が見えないよう工夫した「はてなボックス」の中に入った食べ物を、手で触った感触だけで想像し、何の食べ物か当てるゲームです。
ゴハンジャーメンバーの学生たちは、子どもたちが食べ物を想像しやすいよう、「どんな形かな?」「ゴツゴツしてる?サラサラしてる?」等の声掛けを行いました。 
「もう一回やりたい!」と発言する子も多く見られました。



 2つ目は、「断面当てクイズ」。
様々な角度から切られた食べ物の断面の写真を見て、何の食べ物か当てるゲームです。
「どうやって切ったら、この切り口になるかな?」と問いかけ、子どもたちには実際に手作り包丁を用いて写真の上から食べ物を切ってもらいました。
子どもたちの中には、様々な切り方をした食べ物の切り口を見て、同じ食べ物なのに違う形に見える面白さを発見している子もおり、ゲームを楽しんでいる様子を見ることができました。



 3つ目は、旬の食べ物を知ってもらうための「いつの食べもの?クイズ」。
春夏秋冬のマークが書かれたペットボトルのどれか1つをボールで当て、その季節で旬だと思う食べ物を、様々な食べ物が書かれた食べ物カードの中から選ぶゲームです。
ゴハンジャーメンバーの学生たちは、旬について子どもたちが理解しやすいよう年齢に合わせた声かけや対応をし、食べ物の旬について知ってもらえるようなゲーム運びを心がけました。
旬の食べ物を一生懸命考え、食べ物カードを選んでいる子や、ある季節の旬の食べ物をいくつも選んでいる子もおり、旬について知っている子も、初めて知った子もゲームを楽しんでいました。



 また、両日とも3つの食育クイズの他に、ミニステージでのゴハンジャー劇も行いました。
今回の劇ではゴハンジャーの話を通して、バランスよく食べることの大切さを伝えました。
ゴハンジャーは、子どもたちが楽しみながら食について学べるように、クイズを出したり、オリジナルのポスターやカードを用いたりしました。子どもたちの中にはゴハンジャーからの問いかけに対し、元気よく手を挙げる子も見られ、ゴハンジャーと一緒に「三色の食べ物」について楽しく学んでいるようでした。



 今回、2日間の食育活動を通して、約460人の子どもたちと触れ合うことができました。
ゴハンジャーメンバーの学生たちは、何回も繰り返しゲームを実施する事で、子どもたちの年齢に合わせた接し方や問いかけ、クイズを行う力を身につけることができました。