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2013年度国際文化学部特別講演会

10月17日(水)に、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏をお迎えし、「国内外の地域をフィールドとしたファーストレディーの仕事 ~ミャンマーの子どもの教育支援から農業の活性化などを事例として~」というテーマで講演会を行いました。 

安倍昭恵氏1

講演の初めに、教育支援を行うきっかけとなった、日本財団の会長であった曽野綾子氏との、アフリカなど世界の貧困の現場を視察するツアー参加について説明がありました。
 
当時の国際協力は、相手からの要請内容だけを見て支援方法を決めることが一般的でした。
しかし、曽野会長の信念は、お金を渡すだけの支援でなく「自分の眼」で見て、どんな支援をすべきかを見極めるというもので、現地の国民に必要なものを提供できるように、集めた募金を直接手渡し、活用状況も現地に赴いて確認するなど実際に見ることを大切にされた方だそうです。
 
そんな曽野会長との交流や視察をつうじて、「子どもたちのために、学校をつくりたい」という思いが生まれたと語ってくださいました。


次に、ミャンマーで学校を作ることに決めた経緯についてのお話がありました。
これは、ご主人の安倍晋三内閣総理大臣のアドバイスがあったからということを教えてくださいました。
ミャンマーは親日的な国と言われていますが、当時は軍主導の政治体制が続いており、民主化の進展が見られないことなどから、諸外国から資金凍結などの経済制裁措置が取られている最中でした。こういった厳しい状況下にいるミャンマーの子どもたちのために、学校を作ることにしたそうです。

昭恵夫人はまず「自分の眼」で見て、どこに学校が必要なのかを見極めるための視察を行ったと説明してくださいました。
視察を通じて
・ミャンマーにも義務教育制度があること
・貧困層の子どもたちは制服や教科書を買うことができず、義務教育を受けられないこと
といった事実が見えてきたそうです。
こういった状況をしっかり把握してから寄付を集め、制服代などのかからない、日本の「寺子屋」にあたるお坊さん運営の学校が完成しました。
 
「学校に通う子どもたちは質素な環境でも目を輝かせて学んでいる」
「飴玉一つをとても感謝していただき、少しなめてから兄弟姉妹にも食べさせてあげたいといって持ち帰ったりもする」
「支援をしているつもりが、子どもたちから学ぶことが多い」
など、寺子屋に通う子どもたちのエピソードを交えながら、ミャンマーの現状についても教えてくださいました。
現在は軍の政治体制が緩和され、様々な国や団体からの支援を受けられるようになり、日本からも医療団などが無料で子どもたちへの医療活動を行っています。
 
「しかし、このような活動が進んでいても、貧しい生活の中にいる子どもたちはギリギリまで医療にかかれない。医者や看護師が手を尽くしても亡くなってしまうこともある」という厳しい現状もあると、説明がありました。
それでも、子どもたちの親からは「ありがとう」という感謝の言葉を支援してくれた人々へ伝えるそうで、こういったミャンマーでの様々な体験をとおして、「本当の幸せとは何か」を深く考える機会が増えたと語ってくださいました。

その他にも、農業をつうじて感じていることや「考えることの大切さ」など、たくさんのことを語っていただきました。

安倍昭恵2

参加者にとって、海外支援の現状や取組み、ファーストレディーの生活の一端を知る貴重な経験となったのではないでしょうか。

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