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ナバラ州立大学との学術交流協定10周年記念行事

 2013(平成25)年は、本学とナバラ州立大学が学術交流協定を締結して10周年を迎える年です。また、山口県とナバラ州の姉妹提携10周年、さらには日本とスペインの交流400周年を迎える節目の年でもあります。
 これを記念して、本学の学長、教職員、学生からなる訪問団(計8名)と山口県副知事、県議会副議長、県職員からなる山口県訪問団(計9名)がスペイン国ナバラ州を訪れ、様々な行事への参加を通じて相互理解・交流の一層の推進を図りました。

訪問1日目(10月21日)

パンプローナ市内視察

 ナバラ州の州都パンプローナ市の旧市街地を徒歩で視察しました。かつての城塞都市であるパンプローナは、石垣の城壁で囲まれた高台に都市が築かれています。
 市街地の中心部には市民憩いのカスティージョ広場があり、ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」に登場するカフェが今でも営業を続けています。毎年7月6日から9日間行われるサンフェルミン祭(牛追い祭り)は世界的にも有名です。

レイレ修道院視察

 パンプローナ郊外のレイレ修道院は、スペインの中でも特に重要な修道院とされていて、9世紀に作られた石造の建築様式が今でも状態良く保存されています。

サビエル城視察

 サビエル城は、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・サビエルの生家です。現在は博物館となっており、館内にはサビエルと日本との関係を示す展示が行われています。


 城内の修道院の入口にはサビエルが訪れた各都市名が刻まれていて、その中には京都を意味するMEACO(ミヤコ)に並んで、AMAGUCHI(山口)の文字も記されていました。

市民文化センターでのお茶会

 山口にゆかりの深いパンプローナ市の市民文化センターCIVICANでは日本文化週間が行われていて、本学訪問団がお茶会を催しました。山口から持ち込んだ和菓子と抹茶を浴衣姿の学生2名がお客様に振舞いました。パンプローナ市民のみなさんは、お茶を点てる手さばきに興味津々。手ほどきを受けながら約70名の方々が日本の抹茶を楽しみました。お客様には、資料の配布やアンケートも実施し、スペインの地で山口の文化を発信しました。


 またこの様子は、現地の新聞にも大きく取り上げられました。

訪問2日目(10月22日)

ナバラ州政府・州議会表敬訪問

 山口県訪問団と本学の江里学長及びシャルコフ国際化推進室長が、ナバラ州政府と議会を表敬訪問し、意見交換を行いました。

ナバラ州立大学栄養学科、看護学科との協議

 本学栄養学科の溝手学科長と看護学科の太田講師が、ナバラ州立大学の栄養学科と看護学科を訪問し、キャンパス視察と今後の学術交流について協議を行いました。
 協議では、看護栄養分野での交換留学や教員相互交流の実施、国際共同研究の可能性について具体的な話し合いが行われ、今後も連絡を取り合いながらそれらの実現に向けて検討を続けていくこととなりました。

山口県とナバラ州の姉妹提携締結10周年記念式典

 山口県と本学の訪問団がナバラ宮殿に招かれ、佐藤悟在スペイン大使やナバラ在住の日本人の方々も臨席する中、山口県とナバラ州の姉妹提携締結10周年記念式典が行われました。
 挨拶に立った藤部副知事は「1万km離れた山口県とナバラ州の人々がこれまで積み重ねてきた友情の絆を大切にし、さらに新たな友情の輪が広がるよう、交流の取組を一層推進していくことを誓う」と述べ、ナバラ州バルシナ首相との間で今後の交流促進に係る協定書に署名を交わしました。

「ニホン・ニッポン」視察

 山口県訪問団と本学訪問団は、市民文化センターCIVICANで開催されている日本文化週間「ニホン・ニッポン」を視察しました。
 館内では浴衣や盆栽といった日本文化を象徴するアイテムが数多く展示されていたほか、現地のスペイン人による剣道や日本刀の居合なども披露され、ナバラ州に日本文化が根付いている様子が紹介されました。

訪問3日目(10月23日)

山口県立大学とナバラ州立大学の協定10周年記念フォーラム

 本学と山口県の訪問団はナバラ州立大学を訪れ、学術交流協定10周年記念フォーラムに参加しました。
 江里学長からは「本学とナバラ州立大学はこの10年間で多くの留学生を相互に派遣するなど、着実に交流を図ってきた。本学はさらなるグローバル化を進めており、この関係をさらに強固なものとして一層の交流推進に努めていきたい」と発言し、最後にプレゼントを交換して両者の友情を確かめ合いました。

学術交流に関する協議

 フォーラム終了後に、本学とナバラ州立大学教職員による協議を行いました。
 最初に本学国際化推進室のシャルコフ室長から、本学のグローバル人材育成や山口でスペインを紹介する取組についてプレゼンを行い、今後の留学生交流の発展、教員交流や職員研修の具体化、そしてeラーニングによる言語学習プログラムの共同利用などについて話し合いました。

フランシスコ・サビエルに関する記念講演会

 ナバラ州立大学セミナー室で、一般市民を招いて講演会を行いました。
 最初にナバラ州立大学の研究者から、サビエルの生い立ちやイエズス会宣教師として日本で宣教活動を行うまでの生涯について紹介がありました。
 続いて本学文化創造学科の伊藤准教授が、サビエルはなぜ山口の大内氏と交流し日本での主な活動を山口で行うことになったのか、当時の政治的背景や今に残る史料や文献を踏まえた説明を行いました。伊藤准教授の史実を深く掘り下げた説明は、普段からサビエルについての造詣が深いナバラの方々からも好評をいただきました。

ヤマグチ図書館・ヤマグチ公園視察

 再び山口県訪問団と合流し、パンプローナ市内にあるヤマグチ図書館を視察しました。
 スペイン語に翻訳された日本の書籍や紙芝居が多数蔵書されていて、現地の人々が日本文化によく触れあっている様子がうかがえました。
 ヤマグチ公園には、山口市とパンプローナ市の姉妹提携を記念して日本庭園がつくられていて、夕刻でも多くの市民が憩いの場所として利用していました。

訪問4日目(10月24日)

国立再生可能エネルギーセンター視察

 スペインは風力、太陽熱、太陽光、バイオマス、地熱といったエネルギーの活用が盛んな国です。ナバラ州では、100%に近い電力が再生可能エネルギーでまかなわれているとのことでした。
 このセンターではこれらのエネルギーの効率的使用や実用化に向けて様々な実験研究が行われていました。

パンプローナ市役所表敬訪問

 訪問最終日は、パンプローナ市役所を表敬訪問しました。サンフェルミン(牛追い祭り)の開始を告げるバルコニーに面する間で市長の出迎えを受け、市議会の議場を見学した後、市長からサンフェルミンで市民が身にまとう赤いスカーフが訪問団全員にプレゼントされました。

ワイナリー視察

 本学訪問団は、パンプローナ郊外のワイナリーを視察しました。
 スペインはブドウの栽培やワインの消費が盛んな国で、ナバラ州では厳しい基準を設けることにより、高品質のナバラワインを生産しています。
 このワイナリーでは、有機栽培で作られたブドウを原料に、伝統的な手法を踏襲しつつも近代的な設備を用いて、自家製ワインを製造していました。

ナバラミュージックシティ・日本映画祭

 山口県と本学の訪問団は、この行事の最後にナバラミュージックシティで音楽を学ぶ学生たちの演奏を鑑賞したり、日本映画祭を楽しむ市民に副知事がスペイン語で挨拶したりして交流を図りました。


 パンプローナは、キリスト教の三大聖地の一つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼道の重要な都市。古くから多くの旅人たちを受け入れてきたように、ナバラ州の人々はとても温かく私たち訪問団を迎えてくれ、とても充実した時間を過ごすことができました。

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