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曲阜師範大学(2015年度交換留学生)国際文化学科3年 伊東万里子

<5号 2015年11月~12月>

はじめに

 私は12月24日に期末テストが終了し、留学生活も終え、12月28日に帰国したので現在は日本に帰ってきています。
 中国でクリスマスを過ごしたのですが、中国ではあまり盛大に祝う文化はなく、留学生同士でお酒を飲んだり、ご飯を食べたりしてお祝いしました。ちなみに中国では、中国語のクリスマスを意味する「平安夜」とりんごを意味する「苹果」の発音が似ているため、クリスマスにラッピングしたりんごを送る文化があります。私も実際にりんごを送りあいました。


 他には、大学のイベントで、留学生ほとんど全員で大学から車で20分程度の場所にあるスキー場に行きました。日照では雪は一度降っただけなので、人工雪でした。その日が開業日だったようで、とても多くの人でにぎわっていました。


 留学中の授業時間としては、3月1日から山口県立大学より1か月早く授業が始まって、12月24日という1か月早く授業が終わったので、授業時間としては県立大学と同じです。
 私が中国にいたのは10か月間でした。時間が経つのが早いと聞いていたので、心の準備はしていましたが、やはり実際とても早いと感じました。しかし正直に言うと、もうすでに次のやることを始めていたり計画を立てていたりしたので、とても悲しくてしかたないというよりは節目を迎え、次を頑張っていこう、早く日本で行動していきたい、という気持ちでいっぱいでもあります。

期末テストや成績について

 期末テストの内容は前回同様二日間にわたって行われ、リスニング、読解、作文問題はHSKの問題、教程の問題は教科書の内容、口語は2分程度の文を用意し先生と会話形式、といった内容でした。HSKの問題が出されるテストはHSK対策をすれば大丈夫ですし、教程も教科書の範囲の復習をすればテスト準備になると思います。
 各教科の成績は、張先生という主任の男の先生に必要だと申し出たら、山口県立大学に成績表を郵送していただけました。成績の中身は事前に見せていただくことはできなかったため、自分で自分の成績がどうなっているのか今は分からない状況です。

留学生活を振り返って

 一番うれしかったことは、友人に言われて自分の変化に気付けたことです。留学もそろそろ終わるという頃に、私は今までお世話になった友人達にそれぞれ声をかけて、最後だから一緒にご飯を食べよう、と誘いました。ご飯を食べているときに、その中の中国の友人は、「以前、あなたはおしゃべりしていてもずっと少し恥ずかしそうに、下を向く回数も多かった。でも今はまるっきり違って、とても明るくなって、近い関係のように感じる。」と言ってくれました。自分では正直全く気づかなかったことで、自分の成長を感じて嬉しかったです。

 留学の初めの頃は、中国語を話すのも慣れないし、確かにすべてに緊張していて、また、友人と遊ぶとなると、すでにできている友人たちのグループに一人私が入って、入れてもらっているという感覚で一歩外の気持ちもありました。もちろん今でも慣れていなくて緊張はしますが、以前より場数を踏んだので、少しだけ不安は少ないと思います。その気持ちが自然と態度にも表れていたのだと気づきました。
 また、中国の友人関係では遠慮するというのを嫌うため、以前の私では友人たちは少し遠い関係に感じていたのだと気づきました。これからは、中国で友人関係をつくるなら最初から遠慮しすぎない態度が大切なのかと感じます。しかし、今は日本に戻っているので、日本では、遠慮や丁寧に距離を保つ態度も大切にしなくてはならないとも感じます。そう言った感覚の変化がまた難しくも感じますが、興味深い部分です。

 日本に帰ってきたら、日本文化に戻る訓練が必要、と聞いたことがあります。私は、10か月という短期間で中国マナーが身に染みていると思ってもいませんでしたが、実際日本に帰ってきたばかりの頃は、横断歩道のない場所を無意識に渡ろうとしていた自分がいましたし、手に取った商品をやっぱり戻す、という時に元あった場所ではないところに置こうとしていた自分がいました。
 どれも一緒にいる人がいたので、やってはいけないマナーだということに気づきましたが、自分でも意識するべきことだと驚きました。

感じる違い

 中国と日本の文化の違いも勿論感じますが、それは私が地元の東海地方から山口県に来た時に感じたような文化の違いと大して変わらないような気がしますし、どこからどこへいっても必ず違いを感じるのではないでしょうか。

 私が自分で気をつけて考えているのは、中国はとても広いので、「中国」という言葉でひとくくりにしないということです。日照の場合はこうで、曲阜師範大学の場合はこうだ、といったような表現が必要だと強く感じます。
 インターネットの面では、中国にいた頃は、日本やその他外国の検索サイトが不定期で開けなくなったり、開くのに時間がかかったりするということがありました。今日本にいると中国のサイトを開くのに中国にいた頃より時間がかかるように感じ、インターネットの規制を感じています。

留学前に準備すると便利なもの

 次年度に留学をする方々がすでに決まっていると聞きました。そこで、留学前に日本で準備すると便利だったもの・便利なものをご紹介したいと思います。


1. 外国人体格検査記録
 これは曲阜師範大学に提出しなかった年もあったみたいでしたが、私の時は提出が必須でした。曲阜師範大学の制度は度々変わりますし、曲阜師範大学の先生たちも人によって言うことが違うかもしれませんが、今からやっておいて準備したほうが、留学してからの負担も減ると思います。

2. ネオカードかキャッシュパスポート
 私はネオカードをつくりました。理由としては、カードをつくる窓口が実家あたりにあったためです。キャッシュパスポートをつくった人もいると聞いたことがあるので、やはりどちらか、またはその他のカードでも、海外ATMで現地の紙幣を引き出せるカードは有ったらとても便利だと思います。

3. 現在使っていないスマホ本体
 私はiPhoneを普段使っていて、SIMロック解除を行っていなかったため、中国の携帯カードを差し込んでも使用することはできませんでした。そこで、中国でスマホ本体と携帯カードを購入して、それを使用していました。しかし日本から機種変更前の以前使っていたスマホ本体を持っていけば、中国の携帯カードを購入するだけで使用できるので、便利だと思います。

4. 日焼け止めや化粧水
 もちろん中国でも日焼け止めや化粧水は購入できますが、あまり使いやすいとは言えないと個人的に思います。日本の製品やその他外国の製品も日照市では購入できますが、日本の価格の二倍以上します。持ち込めるものは用意しておいた方が便利だと感じました。また、日照市の夏は日差しがかなり強く、日焼けをしやすいので日焼け止めは必要かと思います。

5. VPNアプリ
 中国では日本で主要なアプリ、例えばLINE、Facebook、YouTube、Google等が使えなくなりますが、スマホやパソコンでVPNアプリをダウンロードするとそれらも使えるようになります。私は留学に行ってからVPNを知ったのですが、日本にいるうちから準備しておくと便利だと思います。

最後に

 今、留学生活を振り返ると、本当にたくさんの人にお世話になって、様々な経験ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん悲しい出来事や理不尽なこともありましたが、とても楽しく過ごせました。理不尽なことも経験できて勉強になりました。
 また、留学を志望して、本当に良かったと思います。興味があること、やりたいことは全力でまずやってみるということを、留学を志望してから今までで学びました。私の場合は留学もしてみたいし、中国語も学びたいし、日本語教育も学びたいということで、留学中は中国語の授業がない時に、日本語学科の教室で見学をさせていただきました。二つのことを全力でやるのは、とても大変なことだったと感じますが、やりがいがあって楽しかったです。

 これから、自分はどのような道に進むのか、現時点では全く見当がつきませんが、これらの経験を自分の将来に何かしらつなげていきたいですし、全力でつなげていきます。

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